戦略的パートナーシップの新たな段階は、低中所得国におけるデジタル・ジェンダー包摂、気候変動の緩和、適応力と回復力、デジタルイノベーションに対するGSMA Mobile for Developmentの重点的取り組みを支援
ロンドン, 2024年2月28日 /PRNewswire/ -- 英国のForeign, Commonwealth and Development Office(FCDO、外務・英連邦・開発省)と、世界のモバイル産業を代表するGSMAとのパートナーシップの新たな段階が27日、MWC Barcelonaで発表されました。3730万ポンドに上る戦略的パートナーシップは、社会・経済および気候への影響に関するデジタルイノベーションを促進し、数百万人の生活に影響を与えている低中所得国(LMIC)におけるデジタル包摂への障壁を取り除くことに貢献します。
低中所得国では、35億の人々がインターネットに接続するのに携帯電話が主要な手段、またしばしば唯一の手段となっています。従来からのサービスと共に、人工知能(AI)やインターネット・オブ・シングス(IoT)といった新しい技術は、社会・経済および気候関連の課題に対処するためのよりスマートなデータ駆動型の解決策を開発することを可能にしています。
しかし、利用、カバレージ、ジェンダーギャップなど多くの障壁が、国、企業、市民がデジタル技術の力を十分に活用することを抑え込んでいます。これは、特にAI分野における資金や規模、利用できる現地の技能、特にプライバシーや倫理に関する関連枠組みの欠如などに関する問題です。
FCDOとGSMAによる10年に及ぶパートナーシップは、こうした問題を社会・経済および気候の影響に関するデジタルイノベーションの最前部に位置付けてきました。このパートナーシップの新たな段階は、M4Dの現在の業務を強化し、全ての人々のデジタルおよびグリーンな転換の加速に影響を与えます。
Andrew Mitchell開発・アフリカ担当相は「モバイル技術は、気候変動の影響への取り組みを支援し、雇用を創出し、女性のための機会を広げることにより、貧しい人たちの生活を大幅に変革する能力があります」と述べました。
「Mobile for Developmentプログラムは、既に1億人以上の人々に恩恵をもたらしました。英国の新たな発表はこうした野心的な構想を向上させることを目的とし、さらに、6000万人の女性を含む1億1000万人を対象としています」
「開発の世界とモバイル技術の巨人は共に、機会と繁栄を実現し、国連の世界の目標に合致するための強力な力となり得ます」
GSMAのMobile for Development責任者であるMax Cuvellier氏は「このパートナーシップの更新は、変革力のあるデジタルイノベーションの影響を加速し、現地の社会・経済的な課題と気候変動に取り組むために、それぞれの強みを引き続き活用する絶好の機会です。FCDOの考え抜かれたリーダーシップと長期にわたる協力に大いに感謝します」と述べました。
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