東京で最大瞬間風速26.2m“台風並み”の強風 「ディズニーのパレードは中止」 散歩中のポメラニアンはオールバック【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-02-28 11:05

最大瞬間風速26.2メートルを観測した東京は、台風並みの強風に見舞われました。建物の外壁が飛ばされたり、街灯がなぎ倒されたりするなど、各地で被害が出ました。

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“台風並み”の強風でポメラニアンはオールバックに

喜入友浩キャスター:
「東京港区です 、夜になっても風が強いです、冷たい風です。風力発電機も勢いよく回転しています」

風が強い状態は、夜も続いています。

――きょうは何をされていたんですか?
大学生

「ラクロスをしてました。風が強くてゴールが飛んでしまったり
「立ってて(風が)来たら、こう(よろけてしまう)」

――きょうはどちらに行かれていたんですか?
20代女性

「ディズニーシーです」
――風が強かったと思いますけど、どうでしたか?
パレードとかは全部中止になっちゃって」
「(被り物も)つけてても、これがすぐに飛んでいっちゃうみたいな」

27日、台風並みの強風に見舞われた東京。最大瞬間風速26.2メートルを観測しました。

木の陰にうずくまる人に…後ろから吹きつける風に煽られ斜めに歩く人。散歩中のポメラニアンは、強風でオールバックに。

飼い主
「いつも風が強い日とかも笑顔なんですけど、散歩中は。今日はちょっといつもと違う様子だったので、風があまりに強くて犬も戸惑っている感じがしました」

都内では強風で防音パネルや街頭が…

北区では、危険な場面も。強風に揺られる工事現場のパネル。するとパネルが吹き飛び、あわや車に直撃しそうに…

動画撮影者
「強風の風の音が急にしましたので、もう急に土埃と、木が横に折れるような。大きな音がしたと思ったらパネルが飛んできた。一時的に騒然としたような『危ない』っていう感じでした」

中央区では、落下したパネルが車を直撃。窓ガラスが割れてしまいました。

その後も剥がれ落ちたパネルが隣の建物の屋上に落下。幸いにも人はいませんでした。

目撃者
「危ないな、と思いました。本当に運が悪ければ、自分の頭の上に落ちてきてしまうこともあるなと思いました」

さらに、渋谷の道玄坂では午前9時半すぎ、街灯が倒れているのが見つかりました。警視庁によると、目撃した人は「風で倒れた」と話しているということです。

“台風並み”の強風は各地にも

台風並みの強風は、各地で吹き荒れました。茨城県八千代町では、風の渦が発生し、農業用ビニールが飛ばされました。

動画撮影者
「農家さんが多い場所でして、あそこも畑で。あそこでつむじ風起きたの初めてみたいなので、周りにいる人もびっくりしているような感じでした」

けが人も出ています。神戸市では解体用のフェンスが倒れ、通行中の60代の女性が下敷きになったとみられています。フェンスの幅はおよそ7メートル、高さおよそ8メートルで強風で倒れたとみられます。女性は、足の骨を折るなど重傷を負いました。

現場近くにいた人
「20人から30人くらい(現場にいた)。救急車を呼ぶ方とか脈をとる方、皆さんバーっと一緒に動いて」

交通にも影響が出ました。日本航空と全日空は強風の影響で、羽田空港を発着する便あわせて84便を欠航し、およそ1万人に影響が出ると発表。JR東日本も、首都圏の在来線が一時運転を見合わせたことにより、あわせて約3万人に影響が出たと明らかにしました。

発達した低気圧の影響で各地で強風に見舞われましたが、関東では28日午前中まで風が強い状態が続く見込みで注意が必要です。

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