中国の国会にあたる全人代=全国人民代表大会がきょう開幕しますが、これに先立ち、毎年恒例の首相会見を今年から行わないとする異例の発表がありました。
記者
「この場所には普段はないのですが、新たに検問所が設置されています」
厳重な警備態勢が敷かれる北京。景気の先行きに不透明感が広がる中、全人代では今年のGDP=国内総生産の目標を何パーセントにするのかなど経済政策が注目されます。また、毎年恒例だった首相の記者会見が今年から行われないことが、きのう発表されました。
一方、全人代に先立ち開幕した国政の助言機関「全国政治協商会議」では、「台湾との経済協力を強化し、統合と発展を促進した」ことや、チベットや新疆ウイグル自治区で「宗教の中国化」を進めたなどとする実績が報告されています。