■パリオリンピック™ 競泳 男子400m個人メドレー予選(日本時間28日、ラデファンス・アリーナ )
競泳男子400mバタフライ予選が行われ、瀬戸大也(30、CHARIS&Co)が貫禄の泳ぎで決勝進出を決めた。
瀬戸は予選2組に登場。最初のバタフライで隣を泳ぐ世界記録保持者のレオン・マルシャンマルシャン(22、フランス)にピタリとつける。背泳ぎで体ひとつ分離されたが、地元フランスのマルシャンへの大声援が響き渡る中、平泳ぎで必死に食らいつく。最後の自由形で3位に落ちたが、4分10秒92で3位のままフィニッシュした。全体でも3位で決勝進出を決めた。
レース後、瀬戸は「予選は重かったんですけど、東京(五輪)の悔しさをぶつけてしっかり泳げたと思う」と話し、「この舞台に立てたことを感謝して、精一杯、一生懸命泳ぎたい」と決勝に向けて意気込んだ。
2016年リオ五輪男子400m個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸。この種目は世界選手権でも2013年、2015年、2019年と3度優勝を果たした。しかし、3年前の東京五輪ではよもやの予選敗退。東京五輪の雪辱を期し、2大会ぶりのメダル獲得を目指す瀬戸は「初日からしっかり自己ベストを更新して、ひとつでもいい色のメダルを取れるように頑張りたい」と話していた。
初の五輪出場となった松下知之(18、東洋大)は予選1組に登場し、4分11秒18で2位に入った。タイムを確認した松下は右手を突き上げた。松下も全体の5位で決勝進出を決めた。