“スイートポテト味”に“ほうじ茶味”も…大ヒット「豆腐バー」ヒントは米国のTOFUスタイル【THE TIME,】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-12-24 06:30
“スイートポテト味”に“ほうじ茶味”も…大ヒット「豆腐バー」ヒントは米国のTOFUスタイル【THE TIME,】

コンビニなどでサラダチキンと一緒に売られ大ヒットとなっている豆腐バー。開発のきっかけは、アメリカで目撃した“衝撃的な”豆腐の楽しみ方でした。

【画像で見る】“スイートポテト味”に“ほうじ茶味”も…大ヒット「豆腐バー」

おやつ感覚の“スイーツ系”も

「満腹感あるけどヘルシーさが良い」(20代女性)
「コンビニで手軽に買えるから、ランチを食べ損ねた時に」(30代男性)
と、“ヘルシー&食べ応え”で注目されるスティック状の「豆腐バー」。
今や、全国のスーパーでも10種類以上の味が販売されています。

昆布出汁で味付けされたものや、バジルで香り付けされた洋風タイプ。
“おかず系”だと、すき焼きの甘いタレが染み込んだ「すき焼き風」(171円)だったり、レンコンや椎茸、ニンジンなどが入った「蓮根と枝豆」(214円)など。

THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「蓮根のシャキシャキ感がしっかり残っています。お出汁の味もきいていて、煮物を食べている感覚です」

さらには、紅はるかを使った「スイートポテトバー」や「香ほうじ茶バー」(各214円)など、“スイーツ系”の豆腐バーもあるんです。

作り方に隠された「ヒットの秘密」

“手を汚さずにワンハンドで食べられる”のも人気のポイントですが、一体どのように作っているのか?
大豆製品を作り続けて50年以上、豆腐バーを最初に開発・販売した『アサヒコ』の行田工場(埼玉県)におじゃましました。

すりつぶした大豆を加熱して豆乳にするところまでは、一般的な豆腐と同じ。
この後、豆乳に「にがり」を混ぜてプレスし水分を抜くのですが、ここでワンポイント!

通常の豆腐は、上下2枚の布でプレスし成形しますが、豆腐バーはさらに圧力をかけ水分をギリギリまで抜いていきます。これで、しっとりしながらも食べ応えのある“硬い食感”が生まれるのです。

スティック状にカットし、まんべんなく味がつくようタレをシャワー状にかけたら、ここでもワンポイント!
絶妙な温度調整で焼きつけて「乾燥」させることで、味を染み込ませるだけでなく、“パッケージからタレがこぼれにくく”しているのも、ヒットの秘密なんだそうです。

開発のヒントはアメリカでの“衝撃”

この画期的な商品を開発したのは、2018年に途中入社し“わずか5年”で社長になった、池田未央さん(52歳)です。

食生活の多様化で豆腐の消費量も減り、老舗の『アサヒコ』でも売上が低迷。そんな中、池田さんが注目したのは、2014年からの10年で“約3倍”に伸びている「タンパク質補給食品の市場」でした。

『アサヒコ』池田社長:
「豆腐を“伝統食”ではなく、“植物性のたんぱく源”として食べてもらえれば、どこかにチャンスがあるんじゃないかと」

そして新商品を模索する中、アメリカでの市場調査が転機をもたらします。

池田社長:
「スーパーに行ったら豆腐が売っていた。よく見ると〈firm〉(硬い)、〈extra firm〉など、すごく硬い豆腐があって、お肉の代わりに食べている」

さらに、飲食店では“バーベキュー味”や“メープルシロップ味”など、豆腐の食べ方に衝撃を受けたという池田さん。「こういうクールなお豆腐を日本でも再現したら、もう一回豆腐に注目してもらえるのでは」と、“硬さ”“味付け”の発想を変えたといいます。

すると、大当たり!

豆腐バーは、2020年の発売以降7500万本以上売れる大ヒット商品となり、会社の売上は1.5倍以上に。
池田さんは社長になるだけでなく、豆腐業界に貢献したことが認められ、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」も受賞しました。
そんな池田さんの次なる目標は…「豆腐で宇宙食」。

池田社長:
「豆腐の色んな制約を超えていった先に“宇宙”があると思っていて、チュウチュウ飲める豆腐があったら格好いいんじゃないかなと」

安住アナにツッコまれても“食レポ”完璧

THE TIME,12月レギュラーの杉山愛さんは、ほうじ茶味の豆腐バーを試食。
口に入れた瞬間に「ん~美味しい!」との反応に、安住紳一郎アナから「『ん〜』早くないですか?」とツッコまれつつも、
「食感は豆腐ハンバーグよりもちょっと硬め。甘みもあって、豆腐とほうじ茶って合うんですね」と初めて食べる豆腐バーに驚いた様子で話し、「これならおやつとして罪悪感なく食べられる」とパーフェクトな“食レポ”を披露した。

(THE TIME, 2024年12月23日放送より)

  1. 防犯カメラに“バケツ男” ススキノガールズバー爆発火災 犯行の瞬間の画像を独自入手 「会いたい会いたい会いたい」事件前につきまといも【news23】
  2. 【Dream Ami】 イメチェン画像に ファン反響 「金髪も似合うけど…この髪色も素敵です」
  3. 10都府県の専用水道42件で暫定目標値を超えるPFAS検出 東京都では22件 福岡県の航空自衛隊芦屋基地では暫定目標値の30倍 環境省など
  4. 父親が息子に協力させ約400万円の利益得たか 東証元社員がインサイダー取引の疑い
  5. 格闘家の木村ミノル被告に懲役6か月執行猶予3年の有罪判決 「安易に大麻所持罪を犯したことの社会的影響看過できない」大麻取締法違反の罪 東京地裁立川支部
  6. 「DMMビットコイン」“約482億円相当”不正流出 北朝鮮によるサイバー攻撃と特定 警察庁
  7. 【松嶋えいみ】白無垢姿で結婚を発表「かねてよりお付き合いしていた方と結婚いたしました」「お仕事も私らしく前向きに頑張っていきたい」
  8. トランプ氏「グリーンランドの所有権が必要」改めて主張、反発を買う
  9. 【つんく♂】 「病気になるまでは、リアリティはありませんでした」 がんのリスク検査の重要性を語る
  10. 【ごみ清掃芸人】クリスマスイブに出る 紙ごみ について解説【マシンガンズ滝沢】
  11. 逮捕の医師は「10月末から出勤せず」 ドイツのクリスマスマーケット襲撃
  12. クリスマスイブも日本海側は断続的に雪の見込み 太平洋側は乾燥続く
×