■カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024 欧州代表vs日本(7日、京セラドーム大阪)
欧州代表との2戦目を迎えた侍ジャパンは、関西大・金丸夢斗(21)が先発のマウンドに上がった。念願の侍初マウンドは2回24球を投げ、無安打無失点のパーフェクト。さらに4奪三振をマークし、“快投デビュー”を果たした。
初回、金丸は立ち上がりから持ち前の直球を中心に先頭・D.セラッサ、2番・M.プルフを2者連続で空振り三振。続くA.リディをスプリットで三ゴロに打ち取り、三者凡退で締めた。
2回、4番・M.チェルベンカをスプリットで空振り三振、続くD.ヒメネスを中飛に抑えると最後はG.リノに対しこの試合4つ目となる空振り三振をストレートで仕留めた。
打線は1死一、三塁から山本祐大(25、DeNA)の犠飛で先制点を挙げた。
3回からは2番手の愛知工業大・中村優斗(21)にマウンドを託し、大学生リレーで序盤を繋いだ。
金丸は関西大で1年秋にリーグ戦デビュー、2年秋には先発の核となり2季ぶりのリーグ戦優勝。昨秋は無傷の6戦6勝を記録。防御率0.35の成績を残すとMVP、最優秀投手、ベストナインの3冠に輝き、チームとしては秋3連覇に貢献した。関西学生リーグで通算33試合19勝2敗。最速153kmの直球を武器に大学NO.1左腕として呼び声が高い。
侍ジャパンメンバーには同じ左腕としてWBCで世界一を経験している宮城大弥(22、オリックス)やアジアチャンピオンシップで大会2連覇に貢献した隅田知一郎(24、西武)がいる。この日、金丸は圧巻の投球で侍初マウンドを終えた。