「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明さんの訃報に中国でも哀悼の声が広がっています。
記者
「北京市内の漫画ショップでは、ドラゴンボールのグッズが売られています」
北京市内にある書店のショーケースにあったのは、鳥山さんの代表作「ドラゴンボール」のキャラクターのフィギュア。鳥山さんは中国でも多くの読者を魅了してきました。
訃報を聞いたファンは…。
鳥山さんのファン
「(ドラゴンボールは)80年代から90年代生まれのみんなのそばにありました。今の若い人もまだドラゴンボールを読んでいるでしょう」
街中でも。
女性
「好きです。80年代生まれの人たちにとって思い出深いです」
男性
「残念です。優れた漫画家でした」
そして、SNS上では「鳥山明さん死去」が検索ランキングの1位に。
SNSの声
「さようなら、私の子ども時代」
「先生と作品に感謝している。ご冥福をお祈りします」
「一生ドラゴンボールが好き」
また、中国メディアも鳥山さんが亡くなったことを速報しています。
記者
「こちらはドラゴンボールをテーマにしたレストランなのですが、お店の壁一面がドランボール一色となっています。そして角には大きな孫悟空がいます」
北京市内でドラゴンボールをテーマにしたレストランを経営する劉さん(28)。
劉欣雨店長
「カメハメハー!ベジータが一番好きです。両手を胸の前に置いて、こんなポーズをとるのが好きです」
ドラゴンボールが好き過ぎるあまり、去年7月、店をオープンさせたといいます。
看板料理は「孫悟飯の飯」という名前のハンバーグ丼。漫画で孫悟空たちが食べる料理のように、なかなかのボリュームです。
劉欣雨店長
「これはピッコロと、その子供たちです」
店内に飾られたフィギュアのコレクション。劉さんはフィギュアを集めるために400万円近くを費やしたといいます。
劉欣雨店長
「鳥山明さんはドラゴンボールの世界の精神的支柱であり、サイヤ人の父でした。亡くなられたのは残念です」
鳥山明さんの死去を悼む劉さん。今後も北京でドラゴンボールの魅力を伝え続けるためにも店を盛り上げていきたいということです。