![プーチン大統領 核戦争の備え「できている」 大統領選前に強硬姿勢](/assets/out/images/jnn/1052811.jpg)
ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻をめぐり欧米との対立が深まる中、核戦争への備えは「できている」と語りました。週末の大統領選挙を前に、欧米への強硬姿勢を示して国民に団結を呼びかける狙いもあるとみられます。
ロシア プーチン大統領
「軍事技術的な観点から我々は(核戦争の)準備ができている。核戦力部隊は常に戦闘状態に置かれている」
プーチン大統領は13日に公開された国営メディアのインタビューで、核戦争への備えができているとしたうえで、ロシアの核兵器は「どの国よりも最新型だ」として、ウクライナを支援する欧米をけん制しました。ただ、ウクライナに対するこれまでの軍事侵攻で核兵器の使用は「考えたことはない」とも話しています。
一方、ウクライナや欧米側との交渉については、「用意はあるが、ロシアの安全保障が確保されなければならない」と強調しました。
ロシア大統領選の投票は15日から始まりますが、これを前に欧米への強硬姿勢を示し、国民に団結を呼びかける狙いもありそうです。