■パリオリンピック™ テニス 男子シングルス(現地時間28日、ローランギャロス)
錦織圭(34)が男子シングルスの1回戦に臨んだが、イギリスのジャック・ドレイパー(22)にセットカウント0ー2で敗れ、初戦で敗退となった。
世界ランク435位の錦織と同26位のドレイパーの一戦は初顔合わせとなり、相手の力強いショットに押され、2回戦には進めず。
錦織は2008年の北京から5大会連続の五輪出場となり、今大会は負傷での長期離脱によりプロテクトランキングを使用しての出場に。1回戦は前日に予定されていたが雨で順延となっていた。
16年リオ大会ではラファエル・ナダル(スペイン)との3位決定戦を制し、日本男子として96年ぶりの銅メダルを獲得した。しかし2021年の東京五輪では準々決勝で、当時世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に2-6、0-6とストレートで敗退。
その後2021年10月の大会を最後に、ケガのため長期間ツアーを離脱。それでも2023年6月、下部ツアーのカリビアン・オープンに出場し、1年8か月ぶりの復帰戦で見事優勝を果たす。さらに7月に出場したATPツアーのアトランタ・オープンでもベスト8まで勝ち進んだが、この大会の前に痛めていた左膝が悪化し、再びツアーから8か月ほど離脱することになった。今年5月、パリオリンピックと同じ会場、ローランギャロスで開催された全仏オープンでは四大大会で3季ぶりの勝利をあげたが、肩に痛みが出て2回戦途中で棄権した。
今大会、シングルスでは初戦敗退も日本勢初となる3種目(シングルス、ダブルス、混合ダブルス)に出場する。