深刻な食料不足が続くパレスチナ自治区ガザで、国連機関はおよそ3週間ぶりに食料搬送を再開しました。
【動画】「飢餓の瀬戸際」ガザ北部に3週間ぶり食料搬送 深刻な食料不足続く 国連は搬送規模の拡大訴える
WFP=世界食糧計画は12日、ガザ北部のガザ市におよそ2万5000人分の食料を搬送したと発表しました。
WFPは安全確保が困難であることを理由に、先月20日に搬送の停止を表明していましたが、今回イスラエル軍の軍用道路を利用して、およそ3週間ぶりに食料を届けることができたということです。
ガザでは北部を中心に餓死する市民が相次ぐなど極めて深刻な食料不足が続いていて、WFPは搬送の規模拡大の必要性を訴えています。