![林官房長官「米政府と意思疎通を行っている」日鉄買収計画にバイデン大統領が懸念へ](/assets/out/images/jnn/1053641.jpg)
日本製鉄によるUSスチール買収に関し、アメリカのバイデン大統領側が「懸念」を表明する予定を日本政府に非公式に伝えたとする一部報道について、林官房長官は「一般論として米国政府とは意思疎通を行っている」と述べました。
イギリスのフィナンシャル・タイムズはアメリカのバイデン大統領が近く、日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカーUSスチールの買収について「深刻な懸念」を表明すると報じました。
来月予定される岸田総理の訪米の前に声明を公表するとしていて、そうした方針をホワイトハウスから日本政府に非公式に伝えたとしています。
林芳正 官房長官
「個別企業の経営に関する事案についてコメントすることは差し控えたい。一般論として申し上げますと、米国政府との間では平素より様々な形で意思疎通を行っておりますが、外交上のやり取りの逐一についてコメントすることは差し控えたい」
林官房長官は午前の会見で、アメリカ政府との外交上のやり取りについて言及することは避けた上で、「平素より様々な形で、意思疎通を行っている」と述べました。