■大相撲春場所・5日目（14日、エディオンアリーナ大阪）
2勝2敗の横綱・照ノ富士（32）は、前頭3枚目の王鵬（24）に寄り切られ3敗目を喫した。立ち合い、王鵬の突き押しをこらえる照ノ富士。左から抱え込んで強引に投げを打とうとした所を懐に入られて、寄り切られた。
初日から4連敗の大関・霧島（27）は前日、横綱・照ノ富士に土をつけた前頭2枚目・明生（28）を下し、初白星をあげた。正面からぶつかると、左に動きながら明生をはたき込んだ。大関・琴ノ若（26）は前頭筆頭の宇良（31）に肩透かしで敗れ、3勝2敗となった。これで宇良は3大関に土をつけた。カド番の大関・貴景勝（27）も前頭2枚目・熱海富士（21）に押し出され、3勝2敗。大関の豊昇龍（24）は、前頭筆頭・朝乃山（30）を下手投げで下し4勝1敗とした。
ここまで全勝の・阿炎（29）は錦木（33）を突き落として、小結対決を制し5連勝を飾った。新入幕の前頭17枚目・尊富士（24）は左を差して一気の寄りを見せ、十両筆頭の時疾風（27）を押し出し、こちらも5連勝。前頭5枚目・大の里（23）は対戦相手・東前頭7枚目の金峰山（26）の休場により不戦勝となり、全勝は、阿炎、尊富士、大の里の3人となった。
