音楽家の坂本龍一さんが亡くなってから今月28日で1年。東京・銀座の楽器店では、坂本さんゆかりの楽器や音楽を紹介する展覧会が開かれています。坂本さんが生前残した演奏データをもとに、数々の名曲をピアノの“自動演奏”で再現しています。
【写真を見る】坂本龍一さんの名曲をピアノの“自動演奏”で再現 一周忌を前にゆかりの楽器や音楽を紹介する展覧会を開催 映画も公開はじまる【news23】
坂本龍一さんが残した演奏データをもとに“自動演奏”
坂本さんが愛用したシンセサイザー「DX7」や、ステージピアノ「CP88」。
坂本さんが所有するグランドピアノでは、坂本さんが生前残していた演奏データをもとに、鍵盤やペダルの動きを再現した“自動演奏”が披露されました。
来場者
「心から訴えてくるものがとてもありまして、なんか涙が出る気がしました」
来場者
「ご本人のピアノで、その演奏が蘇るってすごいですよね」
「坂本さんご自身も、こういうデータを後世に残したいと」
企画したヤマハの担当者は…
ヤマハ 木村智子さん
「坂本さんご自身も、こういうデータを後世に残したいとおっしゃっていた。これから先も、坂本さんの思いや曲が、若い世代にも聞いていただけるようなきっかけになるといいなと感じています」
多くの音楽ファンから親しまれた坂本さんは、音楽だけでなく、様々な社会問題にも取り組み、発信を続けてきました。
28日に一周忌を迎えます。