![【パラノルディックスキーW杯】 23歳の川除大輝が2年連続総合王者に輝く!43歳・新田佳浩は3位](/assets/out/images/jnn/1060320.jpg)
■FISパラノルディックスキーワールドカップファイナル(日本時間18日、カナダ・プリンスジョージ)
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)主催のパラノルディックスキーワールドカップファイナルがカナダで開催され、最終日のクロスカントリースキー・20kmのレースが行われ、男子立位の川除大輝(23、日立ソリューションズ)が優勝、新田佳浩(43、日立ソリューションズ)が3位に入り、2人の日本人選手が表彰台に並んだ。
今季のワールドカップ総合成績も発表され、川除が2年連続のチャンピオンに輝き、新田も2年連続で3位となった。
ワールドカップシーズンを締めくくる20km。6度と気温が上昇し雪が溶けるなどコースコンディションが悪化する中、川除と新田はライバル選手が遅れるタイミングでスパートをかけた。この作戦が見事的中し、川除は1位でフィニッシュ、新田も3位に入った。
最終戦を見事優勝で締めくくった川除は「ラスト2.5kmで相手が疲れてきているのを確認し、ラストスパートをかけ優勝することができた」とレースを振り返り「2年連続で総合優勝できたのはサポートしてくださる皆さん、応援してくださる皆さんのおかげです。まだまだ力不足な所もありますので、さらに力をつけて、来シーズンも頑張りたい」と早くも来季を見据えた。
■川除大輝(かわよけ・たいき)
2001年2月21日、富山県富山市出身。生まれつき両手足の中指と人差し指がない。6歳の時にクロスカントリースキーを始める。22年北京パラリンピック、ロングクラシカル/20km金メダル。23年W杯総合優勝。
*写真は中央が川除選手、その右が新田選手。
【日本人選手成績一覧】
【男子】
■立位の部
1位 川除大輝(日立ソリューションズ) 1時間12分20秒9
3位 新田佳浩(日立ソリューションズ) 1時間14分22秒0
8位 岩本啓吾(土屋ホーム) 1時間26分35秒6
■座位の部
16位 源貴晴(アムジェン/HOKKAIDO ADAPTIVE SPORTS) 1時間10分39秒1
DNS 柴田真聖(土屋ホーム)
■視覚の部
10位 有安諒平(東急イーライフデザイン/杏林大学) 1時間24分41秒9
ガイド:藤田佑平(スポーツフィールド)
【女子】
■立位の部
6位 出来島桃子 1時間42分32秒2
7位 岩本美歌(北海道エネルギーパラスキーチーム/青森大学) 1時間44分31秒7