![イラストレーター・いのまたむつみさん 死去 「生前は大変お世話になりましたこと、心から感謝申し上げます」 所属事務所がコメント 『テイルズ オブ シリーズ』キャラクターデザイン](/assets/out/images/jnn/1061519.jpg)
人気ゲーム「テイルズ オブ シリーズ」のキャラクターデザインなどで知られる、イラストレーター・いのまたむつみさんの死去について、所属事務所がコメントを出しました。
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広報文では「いのまたむつみ先生が、2024年3月10日(日)午前 3 時に自宅にて永眠されました。」と、報告。
続けて「ここに生前のご厚誼を感謝し謹んで通知申し上げます。生前は大変お世話になりましたこと、心から感謝申し上げます。」と、記しました。
そして「なお、葬儀は近親者のみにて執り行いました。 生前の本人の意向により、ご弔問・ご香典・ご供物・ご献花その他はご辞退申し上げます。 何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。」と、しています。
【 いのまたむつみさん プロフィール 】
イラストレーター、デザイナー
神奈川県横浜市出身。血液型はO型。愛称は「むっち」。
左利き。愛猫家としても知られる。
高校時代から東映動画の仕上げをするマキプロダクションで、セル画の仕上げのアルバイトを行なう。
1978 年、高校の卒業とともにアニメ制作会社葦プロダクションへ入社し、『くじらのホセフィーナ(1979 年放映)』でアニメーターとしてデビューする。
以後、アニメーターとして数々のテレビアニメを担当し、キャラクター作りの才能が認められて、キャラクターデザイナーにまで抜擢される。
1982 年に葦プロダクション退社。
アニメ制作会社カナメプロダクションに創立メンバーとして参加。
数々のキャラクターデザインで人気を博し、1983 年には『ザ・モーションコミック(徳間書店)』で、漫画家デビューを果たす。
1984 年にカナメプロダクションは退社し、フリーとして活動を始める。
1984 年から小説『宇宙皇子(藤川桂介著/角川書店刊)』シリーズのイラストを担当し、これよりイラストレーターをとしても活躍をする。
1985 年、アニメ『幻夢戦記レダ (OVA・1984 年 3 月発売、12 月に劇場公開)』キャラクターデザイン・作画監督。キャラクターデザイナー いのまたむつみを確立させた初期の代表作。
その後のアニメやサブカルチャーに大きな影響を与えた作品。
1986 年、アニメ『ウインダリア (1986 年 7 月劇場公開)』 キャラクターデザイン・作画監督 ・原画
1988 年、小説『風の大陸(竹河聖著/富士見書房刊)』シリーズのイラストを担当。宇宙皇子に続き、いのまたむつみの人気を不動のものとした作品。
1989 年、小説『小説ドラゴンクエスト(スクエアエニックス刊)』シリーズのイラストを担当。
1991 年、テレビアニメ『新世紀 GPX サイバーフォーミュラ(バンダイナムコフィルムワークス制作)』のキャラクターデザイン原案を手がける。サイバーフォーミュラーシリーズは、OVA も含め約10年間にわたる人気アニメシリーズとなり、いのまたむつみのキャラクターデザインの代表作のひとつとなる。
1997 年、ゲーム『テイルズ オブ デスティニー(バンダイナムコエンターテインメント)』のキャラクターデザイン原案を担当する。 「テイルズ オブ デスティニー」以降、20年以上に渡り『テイルズ オブ』シリーズの多数のキャラクターデザインを担当。
1998 年、『ブレンパワード(バンダイナムコフィルムワークス制作)』 メインデザイン(永野護 氏と共同)、総監督 富野由悠季 氏 による WOWOW 初の有料スクランブル放送。
2018 年以降、プロとしての創作活動の40周年をむかえ「いのまたむつみ展」を開催。
【担当:芸能情報ステーション】