![山梨学院 史上4校目の連覇へ好発進 津島・桜田のリレー 打線は8安打7得点、投打かみ合い勝利【センバツ】](/assets/out/images/jnn/1064563.jpg)
■第96回選抜高校野球大会 第3日 山梨学院ー京都外大西(20日、甲子園球場)
史上4校目の春連覇を狙う山梨学院(山梨)が第2試合で京都外大西と対戦。先発・津島悠翔(2年)とエース・桜田隆誠(3年)のリレー、打線も8安打7得点と投打がかみ合い7対1で勝利した。
第一神港商(兵庫、1929~1930年)、PL学園(大阪、1981~1982年)、大阪桐蔭(大阪、2017~2018年)以来、史上4校目の春連覇を狙う山梨学院。近畿以外の高校ならば初の快挙となる。去年の優勝メンバーは1人だけだが新チームでは秋の公式戦は8勝1敗。
山梨学院は1回裏、2死から3番・河内佑樹(3年)がレフト線へのツーベース、4番・梅村団(2年)が四球で1、2塁のと先制のチャンス。5番・針尾泰地(3年)がセカンドゴロに倒れチャンスを生かせなかった。
2回表、山梨学院の先発、津島悠翔(2年)が先頭打者にヒットを許すと京都外大西の7番・松岡耀(3年)にはレフトオーバーのツーベースを打たれるなど、1死2、3塁のピンチを招いた。それでも内野ゴロの間の1点と最少失点に留めた。
2回以降はノーヒットに抑えられていた山梨学院は4回、四球とヒットなどで1死2、3塁のチャンスで6番・横山悠(2年)がしっかりスクイズを決め1対1の同点に追いついた。さらに1死1、3塁で7番・二村仁功(3年)、2者連続のスクイズを狙ったが外されてしまい、3塁ランナーがアウト、勝ち越しとはいかなかった。
勢いに乗る山梨学院は6回、1死2、3塁のチャンスを作るとまたも6番・横山。先ほどはスクイズだったがこの場面では1球目から強行策、ショートゴロの間に1点を奪い、2対1と勝ち越し。さらに2死3塁で7番・二村がレフト前へタイムリー、2死から大きな大きな追加点を奪い3対1とリードを広げた。
すると、山梨学院は7回、ここまで被安打1、6奪三振、1失点と好投してきた津島悠翔(2年)からエースの桜田隆誠(3年)へスイッチ。桜田は流れを左右する先頭打者をスライダーで空振り三振、続く打者をカーブで空振り三振と落ち着いたピッチングを見せた。
7回に4得点を取ってもらった桜田は強い雨と強風と悪条件の中でも8回、先頭の代打・野口絢太郎(3年)をチェンジアップで空振り三振とこのイニングも無失点、多彩な変化球で京都外大西打線を抑え込んだ。
山梨学院は津島・桜田のリレー、打線は8安打7得点と投打がかみ合い7対1で勝利、史上4校目の春連覇へ好スタートを切った。