日本サッカー協会(JFA)は23日、宮本恒靖氏(47)の会長就任会見を行った。宮本新会長は「自分一人ではできないこともあるが、たくさんの人を巻き込みながら日本のサッカーをより良くしていきたい」と挨拶した。2016年に就任した田嶋幸三会長(66)は、4期8年の任期を務めて2024年3月23日をもって退任する。
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宮本会長は日本代表としてW杯に2回出場。02年日韓大会直前に鼻骨を骨折。フェースガードを着けてプレーし、「バットマン」とも呼ばれた。現役引退後はFIFAが運営する大学院「FIFAマスター」へ入学し、1年間サッカーを含めたスポーツ全般に関する組織論や歴史、法律、経営学などを学び、2013年7月に修了。22年から協会理事、23年からは協会専務理事を務めていた。
冒頭の挨拶で「正式に15代目の日本サッカー協会の会長を拝命しました。今までも、日本のサッカー界のためにしっかりと仕事をしようという思いをもってやってきましたけれども、今後さらにその気持ちを強く持ってですね、自分1人だけではなかなかできないこともあると思ってますから、たくさんの人を巻き込みながら、より良くしていきたいというふうに思っています」と挨拶した宮本新会長。
元JリーガーでW杯出場経験者の会長就任は初となり、47歳での就任は戦後最年少となる。「自分はプロ選手、代表選手として色々見てきた。指導者としての経験もあるし、自分の強み、他人の知見や強みも生かしながらやっていきたい」と話した。
※写真は左から宮本新会長、田嶋前会長