![瀬戸大也 ラストチャンスで内定つかむ「今回出せる完璧なレースができた」 3大会連続の五輪へ【競泳・パリ五輪選考会】](/assets/out/images/jnn/1065504.jpg)
◼︎ 競泳 国際大会代表選考会7日目(23日・東京アクアティックセンター)
競泳のパリ五輪選考会の7日目が行われ、男子200m個人メドレー決勝で瀬戸大也(29、CHARIS & Co.)が1分56秒87で優勝し、派遣標準記録(1分57秒51)を突破。自身最終種目で3大会連続の五輪代表に内定した。パリ五輪への切符は決勝で派遣標準記録を突破し、2位以内に入ることが絶対条件だった。
瀬戸はリオ五輪銅メダル、世界選手権では金メダル4つを含む10個のメダルを獲得した日本のエース。24年の世界選手権でも同種目で銅メダルを獲得していたが、今大会は、精彩を欠き本命の400m個人メドレー、200mバタフライと内定を逃していた。
「今ある力を全部ふり絞らないと」前日の取材の場で話し、崖っぷちの中臨んだ決勝レース。
第1種目のバタフライで3位に立つと、苦手とする背泳ぎで2位まで順位を上げる。得意としている平泳ぎでトップに立つと、最後の自由形で粘りの泳ぎを見せ、1分56秒87で優勝。派遣標準記録を突破し、ラストチャンスで内定をつかみ取った。
レース後、タイムを確認し安堵からか笑顔を見せた瀬戸。「今回出せる完璧なレースができた。この時期はこれで勘弁してほしい」と振り返った。
集大成として挑むパリ五輪に向けては「“金メダル”は言えない状況だが、自己ベストを出してメダル獲得を目指していきたい」と話した。