![競泳・本多灯が日大卒業「目指すは金メダル」社会人として挑むパリ五輪へ誓い](/assets/out/images/jnn/1073326.jpg)
競泳の本多灯(22・スポーツ科学部4年)が25日、日本大学の卒業式・学位記伝達式に出席。「この日本大学で誰よりも濃い4年間を過ごせたと思う」と大学生活を振り返った。
本多は在学中、数々の国際大会に出場し、日大水泳部ではもちろん、日本競泳界のエースへと成長した。大学2年時に出場した東京五輪では、初出場ながら200mバタフライで銀メダルを獲得。その後、世界選手権で2大会連続(22年ブダペスト、23年福岡)銅メダルを獲得。そして、今年2月にカタール・ドーハで行われた世界選手権では金メダルを獲得し、着実に力をつけてきた。
この日はスーツ姿に青、白、紺のレジメンタル柄のネクタイを締め、晴れの日を迎えた。学位記伝達式では卒業生代表挨拶を担当。前日まで行われていたパリ五輪選考会の話題も交え学生生活を振り返る内容だったが、「(21日の)200mバタフライが終わってから本格的に考えた」と多忙なスケジュールの中、準備をしたことを明かした。また、学生生活で一番印象に残っている出来事を聞かれると「大学4年の学生選手権の後、水泳部の同期と行った打ち上げが人生で一番ってくらい楽しかった」とやはり水泳部の仲間との時間を回顧した。
4月から社会人として新たな一歩を踏み出す本多。今後は「子どもたちに水泳の楽しさを教える教室などもやりたい」と学生時代にはできなかった活動も考えていることを明かした。今夏のパリ五輪に向けては「目指しているのは金メダル、社会人としてより強い気持ち、意志、覚悟を持って臨みたい」と3年前に届かなかった金メダルに照準を合わせた。
■本多灯(ほんだ・ともる)
2001年12月31日生まれ、身長173cm。神奈川県横浜市出身、日本大学4年。東京五輪200mバタフライ銀メダリスト。2022年、2023年世界選手権では同種目銅メダル、2024年金メダル。趣味はアニメ鑑賞とガンプラ製作。200mバタフライでパリ五輪代表に内定。