有名人をかたる人物から、うその投資話をもちかけられた高齢の女性が、詐欺被害に遭うのを防いだとして警察が銀行員3人に感謝状を贈りました。
千葉県警四街道署から感謝状が贈られたのは、京葉銀行四街道支店と支店に勤務する紺野浩史さん、宮内かおりさん、それに川岡美穂さんの3人です。
3人は今月12日、銀行を訪れた80歳の女性から「SNSで投資を勧められ、500万円を引き出したい」と依頼されたため、女性から詳しい話を聞いたところ「堀江貴文さんの代理人を名乗る人物からSNSで『石油債権に出資すれば300%のリターンをもらえる』などと投資話をもちかけられた」と話したということです。
女性が詐欺被害にあっていると疑った3人は警察に通報し、被害を防ぎました。
最初に窓口で対応にあたった川内さんは、「日頃からやり取りのあるお客様でしたが『投資信託を解約して、500万円必要になったので用意したい』とおっしゃったので、おかしいなと感じた。大事な資産を守ることができて良かった」と話していました。
警察は「有名人をかたったSNSでの投資話は詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけています。