天皇皇后両陛下が「深く心を痛められていた」側近が明かす能登半島地震の被災地お見舞い

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-03-28 18:52
天皇皇后両陛下が「深く心を痛められていた」側近が明かす能登半島地震の被災地お見舞い

天皇皇后両陛下は22日、能登半島地震の被災地・石川県を訪問しましたが、側近によりますと、被災現場の状況に「深く心を痛められていた」ということです。

側近によりますと、能登半島地震で被害の大きかった石川県の輪島市と珠洲市を日帰りで訪問した両陛下は、自衛隊のヘリコプターで上空から被災現場を視察されたということです。

地震で海底が隆起した輪島市の黒島漁港と鹿磯漁港や、鵜入町の海岸から突き出た「ゾウゾウ鼻」と呼ばれる奇岩周辺の崖崩れ、亀裂が入ってしまった白米千枚田、それに珠洲市の鵜飼漁港の津波被害を視察されました。

こうした能登の美しい海岸線が一変したことに、心を痛められていたということです。

また、石川県輪島市の「輪島朝市」は両陛下がそれぞれ学生時代に訪れた思い出の場所で、今回の地震によって、多くの家屋が倒壊や焼失しているのを目の当たりにし、被災地の一日も早い復旧・復興を願われたということです。

両陛下は避難所で多くの被災者にお見舞いの言葉をかけ、厳しい状況に置かれていても少しでも前向きな気持ちで進んでいこうとする被災者の方々の努力に、敬意の念を抱かれていたということです。