ロシアのプーチン大統領は、オランダなどがウクライナへの供与を決めているF16戦闘機をめぐり、出撃する飛行場が第三国にあったとしても攻撃の対象になると警告し、欧米側をけん制しました。
プーチン大統領は27日、軍のパイロットらとの会合に出席し、F16戦闘機についてウクライナに配備された場合も「戦場の状況は変わらない。ほかの兵器同様に破壊するだけだ」と述べました。
そのうえで、F16が出撃する飛行場について「第三国であっても、我々にとっては正当な標的になる」と述べ、欧米側をけん制しました。また、プーチン氏は「F16は核兵器が搭載可能なことを考慮して対応する必要がある」とも述べています。
F16をめぐっては、これまでにオランダやデンマークが供与を決定し、パイロットへの訓練が始まっています。