![山本由伸 メジャー初勝利ならず チームは9回ベッツが4試合連続HR、延長戦で最後は大谷が打ち取られ連勝は2でストップ](/assets/out/images/jnn/1085559.jpg)
■MLB ドジャース 5ー6 カージナルス(日本時間31日、ドジャースタジアム)
ドジャースの山本由伸(25)が本拠地のドジャースタジアムで今季2度目の先発、5回、68球を投げ、被安打2、奪三振5、四死球0、無失点。試合は5回表に入る瞬間に雨が強くなり、一時中断したが、約35分後に再開。山本は5回のマウンドにも上がり、圧巻の投球をみせた。山本は勝ち投手の権利を得て6回にマウンドを降りたが中継ぎ陣が7回に逆転され、山本のメジャー初勝利はおあずけ、チームも延長戦で敗れ、連勝も2でストップした。
22日、メジャー初登板となった韓国でのパドレスでは1回を投げ5失点とメジャーの洗礼を浴びた山本。本拠地での初登板は大歓声に迎えられ、マウンドに上がった。やや雨模様となった1回は3者連続の奪三振ショー、2回に初ヒットを許したが無失点に抑えた。
山本は順調なピッチングを見せていたが5回表、山本がマウンドに上がろうとすると雨足が強くなり約35分の中断。それでも再会後、マウンドに上がった山本は5回も無失点に抑えた。その裏、味方打線は1死から1番・M.ベッツ(31)、2番・大谷翔平(29)が連続四球でチャンスを作ると、3番・F.フリーマン(34)がレフト前へ先制タイムリー。ようやく味方打線が山本を援護した。さらにここまで山本をリードしてきた4番・キャッチャーのW.スミス(29)も追加点となるタイムリー、2対0とリードした。
山本は勝ち投手の権利を得て降板。6回表からは2人目、D.ハドソン(37)がマウンドへ。3人でしっかり抑えると7回表は3人目、大谷に背番号“17”を譲ったJ.ケリー(35)、2つの四死球と打撃妨害で無死満塁のピンチを招くと6番・I.ヘレーラ(23)に犠牲フライで2対1。続く7番・A.バールソン(25)にはライト前へタイムリーで2対2、山本の勝ち投手の権利が消えてしまった。さらにこの回に3点を失い、2対5とリードを広げられた。
3対5と2点差の9回裏には1死から1番・ベッツが4試合連続となる4号ソロホームランで4対5。続く2番・大谷は空振り三振、2死と追い込まれたが3番・フリーマンがセンター前ヒット、4番・スミスもセンター前ヒットと2死一、二塁とチャンスを広げて、5番。M.マンシー(33)。変化球をバットの先で拾い、センター前へタイムリー、2死から3連打で5対5。土壇場で同点に追いついた。
しかし、タイブレーク(無死二塁からスタート)となった延長10回、カージナルスに内野ゴロの間に1点を奪われ、5対6と勝ち越された。その裏、2死二塁で9番・G.ラックス(26)、山本もベンチの一番前で身を乗り出して声援を送り、ショート内野安打で2死一、三塁。そして、1番・ベッツが四球で歩き、2死満塁で2番・大谷、カウント2-1から真ん中のストレートを完全に打ち損じ、大谷も打った瞬間、下を向き肩を落とした。山本のメジャー初勝利は次戦以降に持ち越し、ドジャースの連勝も2でストップした。