『犬の歯磨きで覚えておくべきこと』についてまとめました。最近ではいつ愛犬の歯磨きをしましたか。犬の歯磨きの適切な頻度と時間、歯磨きをやりすぎると起こることを解説します。
犬の歯磨きで覚えておくべきこと
歯磨きは愛犬の健康寿命を守ります。ごはんやおやつを美味しく食べることができます。
口臭がなければ飼い主も快適ですよね。歯石がなければ「除去には全身麻酔が必要だから…」などと不安になることもありません。
いつまでも健康で元気な愛犬の姿を見守り続けたいのであれば、犬の歯磨きについてもっと詳しく知っておくべきです。
1.犬にも毎日の歯磨きが必要
愛犬の健康な歯を守るための歯磨きの適切な頻度は「最低でも1日1回」です。
歯磨きにおすすめの時間は「夕食後」または「就寝前」です。人間と同様、犬も寝ている間に口の中の細菌が繁殖しやすいです。唾液の分泌量が減少するためです。
しかし、時間はそれほど重要視しなくてもよいと思います。飼い主が磨きやすいタイミング、愛犬が嫌がりにくいタイミングがあるのではないでしょうか。
2.歯磨きガムは補助にしかならない
犬の歯磨きは、歯磨きガムを食べさせるだけでは不十分です。「歯磨きの補助」として捉えるとよいと思います。
私の過去の経験から「歯磨きガムは与えなくても良い」と考えています。歯磨きガムを毎日食べさせていたことがあるのですが、歯石が付くことを防ぐことはできません。肥満に原因にもなります。
噛むことに歯垢や汚れを落とすメリットはあるのですが、そもそもよく噛んで食べない犬には与える意味がない、と言っても過言ではないでしょう。
よく噛んで食べる犬なのであれば、ドライフードを食べることにも歯垢や汚れを落とすメリットがあります。
そして、歯磨きガムには「丸飲みをしてしまう」危険性があるため、愛犬の性格や食べ方のタイプによっては与えるべきではないとも言えるでしょう。
3.歯磨きは3日に分けて行っても大丈夫
犬の歯垢は3日~5日ほどかけて歯石に変化します。
もしも歯磨きを嫌がるのであれば、3日に分けて行っても大丈夫です。今日は上の歯を磨く、明日は下の歯を磨く、明後日は奥歯を念入りになど、嫌がりにくい程度に行ってみましょう。
愛犬の健康な歯を守るための歯磨きの適切な頻度は「最低でも1日1回」と言いましたが、極端に歯磨きを嫌がったり暴れたりするのであれば、3日に分けた方がキレイに磨ける場合もあるでしょう。
4.歯磨きジェルを使うと歯垢が落としやすくなる
歯ブラシのみで磨く場合と、歯磨きジェルを使って磨く場合とでは、歯ブラシの滑りが変ります。
歯磨きジェルを使って磨くと、歯ブラシの滑りが良くなることで磨きやすくもなりますし、歯垢や汚れが落としやすくもなります。
歯ブラシの滑りが良い方が飼い主も磨きやすく、犬も歯磨きを嫌がりにくいです。歯磨きジェルは市販のものを使ってもよいですし、我が家では動物病院で定期購入しています。
犬の歯磨きはやりすぎるとどうなるの?
ただ磨けば良いというものではありません。歯磨きのやりすぎは、犬の歯茎を傷つけてしまいます。「歯磨きは痛い」と覚えてしまうと、嫌がるようにもなってしまいます。
歯磨きを嫌がる愛犬には、まずは歯磨きに慣れてもらう練習が必要です。「歯磨きをする」ということではなく、「歯磨きに慣れてもらう」ということを意識してみましょう。
愛犬の歯磨きをしているとき、歯茎から出血が見られるのであれば、やりすぎかもしれません。
出血は、すでに歯肉炎や歯周病を発症しているときの症状でもあります。口臭や歯石が気になっているのであれば、動物病院に歯科検診を受けに行きましょう。
まとめ
犬の歯磨きで覚えておくべきことを4つ解説しました。
- 犬にも毎日の歯磨きが必要
- 歯磨きガムは補助にしかならない
- 歯磨きは3日に分けて行っても大丈夫
- 歯磨きジェルを使うと歯垢が落としやすくなる
愛犬の歯磨きって大変ですよね。歯磨きに慣れていて、ほとんど抵抗することのない我が家の愛犬たちにも、歯磨きを嫌がる日があります。
犬の歯垢が歯石に変わるまでには3日の猶予があります。理想は毎日の歯磨きをすることですが、1日~2日程度であれば、たまには歯磨きをお休みする日があっても良いのではないでしょうか。
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