![健大高崎が春夏通じて初の全国制覇!群馬県勢センバツ初Vの快挙、報徳学園は2年連続準Vで雪辱ならず](/assets/out/images/jnn/1085634.jpg)
■第96回選抜高校野球大会・決勝 健大高崎 3-2 報徳学園(31日・甲子園球場)
健大高崎(群馬)が決勝で強豪・報徳学園(兵庫)との接戦を制し、春夏通じて初の全国制覇を果たした。
さらに群馬県勢としてはセンバツ初Vの快挙で、甲子園制覇は1999年夏の甲子園の桐生第一、2013年の前橋育英に続く3度目。
先発の石垣元気(2年)が前日の準決勝に続き粘りの投球。8回127球2失点(自責1)の好投で、9回はエースの佐藤龍月(2年)が締めてゲームセット。
石垣は1回、ヒットと四球で1死一・二塁のピンチを招くと、5番・安井の二塁打と悪送球もからみ2点の先制を許した。
打線は報徳学園先発の今朝丸裕喜(3年)に対し、2点を追う1回に四球とヒットで2死一・二塁のチャンスを作ると、5番・森山竜之輔(3年)が2点タイムリーを放ちすぐさま2-2の同点に追いついた。
さらに3回、前日同点打の斎藤銀乃助(3年)がライト線際への三塁打で無死三塁に。1死で高山裕次郎(3年)が値千金のタイムリーを放ち、3-2と勝ち越しに成功。この試合初めてリードを奪った。
以降は石垣が8回まで粘りの投球。9回はエースの佐藤龍月(2年)がマウンドに上がり、2死から四球と盗塁で二塁にランナーを背負ったが、1点リードを守り切りゲームセット。
2年連続7回目出場の健大高崎は、1回戦で学法石川(福島)に4-0、2回戦で明豊(大分)に4-0と2戦連続で完封勝利を収めると、準々決勝で昨年優勝の山梨学院(山梨)を6-1で破り、2012年以来12年ぶり2度目の4強入りを果たした。前日の準決勝では優勝候補の星稜(石川)との接戦を逆転で制し、春夏通じて初の決勝に駒を進め、勢いそのままに悲願の初優勝を手にした。