![山本由伸 初勝利逃すも「いい感覚が徐々に出てきた」と手応え、大谷は「素晴らしいピッチングだった」と称える](/assets/out/images/jnn/1086018.jpg)
■MLB ドジャース 5ー6 カージナルス(日本時間31日、ドジャースタジアム)
ドジャースの山本由伸(25)が本拠地のドジャースタジアムで今季2度目の先発。5回、68球を投げ、被安打2、奪三振5、四死球0、無失点。試合は5回表に入る瞬間に雨が強くなり、一時中断したが、約35分後に再開。山本は5回のマウンドにも上がり、圧巻の投球をみせた。山本は勝ち投手の権利を得て6回にマウンドを降りたが中継ぎ陣が7回に逆転され、山本のメジャー初勝利はおあずけ、チームの連勝も2でストップした。
2度目となったメジャーのマウンドに山本は「前回はすごい悪いピッチングだったので、そこからしっかり落ち着いて、立て直せたのといい感覚が徐々に出てきたので、自信を持って今日(本拠地の)マウンドへ上がりました」と10日間でしっかり修正してきた。
「若干、安心できるところもありましたし、次はもっともっといいピッチングができるようにまた引き続き練習していきたいと思います」と本拠地のピッチングを振りかえり気持ちを引き締めた。そして、5回、雨での中断で再びマウンドへ上がったことには「思ったより中断が長くなかったので、しっかり裏で準備し直してマウンドに上がれました。(志願とか)そういうのは一切なく、もし中断が長引いたら交代になってたと思います」と話した。
そして、本拠地初登板となった山本について大谷翔平(29)は「雨の中、難しい登板だと思いますけど、一度下がってからもう一度上がる時も冷静でしたし、素晴らしいピッチングだった」と対応能力の高さに驚いていた。1回の3者連続三振にも「もう素晴らしかったですね、終始素晴らしかったですし、もっと早い段階でもちろん援護してあげて、最後も勝って終わらしてあげたかったな」とチャンスで1本出せなかった打撃を嘆いていた。
大谷も2試合ぶりのヒットを放ったがこの日は5打数1安打1四球「(ボールの)見え方自体は悪くないですけど、タイミングと距離の問題かなという感じですかね」と話した。
5対6と1点リードされた延長10回裏、2死満塁でのショートフライも「まずは同点だと思うので、フォアボールでもいいですし、シングルでもいいですし、どういう形でもいいので同点にしてまず繋ぐことが大事でしたけど、最後も、うーん、自分の中では捉えたつもりでしたけどポップフライになっているので、さっきも言いましたけどタイミングと距離の違いかなと思います」と自身の感覚のズレを口にした。