次世代半導体の国産化を目指すラピダスについて、齋藤経済産業大臣は、最大5900億円の追加支援をすると発表しました。これで国の支援の総額は1兆円近くになります。
【動画】支援総額は1兆円近くに 「ラピダス」に最大5900億円を追加支援
齋藤健 経済産業大臣
「ラピダスが取り組む次世代半導体は、我が国産業の未来・将来の経済成長を左右する最重要技術である」
齋藤経産大臣は、2027年ごろに最先端の2ナノメートル半導体の量産を目指しているラピダスに追加で最大5900億円支援すると発表しました。これで、ラピダスへの国の支援は総額1兆円近くになります。▼製造拠点への装置の導入費用にあてるほか、▼切り出したチップを樹脂で封入などをする「後工程」も初めて支援するとしています。
半導体をめぐっては、各国が安定調達に向け開発や誘致で競争していて、日本政府は▼「ラピダス」への1兆円近くの支援のほか、▼受託製造で世界トップの「TSMC」の熊本工場誘致に最大1兆2000億円を支援する予定で、巨額の投資を進めています。