猫の命を脅かしかねない『思ってもみなかった問題行動』5選 ケガや事故につながる危険行為、やめさせるには?

2024-04-02 20:00

猫は高い場所に登ったり、狭い場所に入り込んだり、意外なものに興味をもったりと、私たち人間には想像もつかない行動をすることがあります。そんな突拍子のなさも猫の魅力のひとつと言えるでしょう。しかし時として、そんな猫の行動は怪我や命にかかわる事故につながる場合があります。今回はそんな猫の要注意行動を5つ紹介します。

1.人間の食べ物を盗み食い

パンを加テイル猫

テーブルの上に置いていた食べ物を猫に食べられてしまった。そんな経験をしたことのある飼い主さんも多いのではないでしょうか。一見すると微笑ましい事故にも思えますが、実は猫の命にかかわる危険な行動でもあるのです。

人間にとってはおいしい食べ物でも、猫には危険な食べ物がたくさんあります。

たとえば玉ねぎやニラなどのねぎ類、コーヒー、チョコレート、ぶどうなどです。カレーやハンバーグなど、一見すると猫に危険なものが入っているかどうかを見た目では判断できない食べ物もあります。

食いしん坊さんがいるご家庭では、食べ物を出しっ放しにしない、食べた後はすぐに片付けるなど盗み食い対策を徹底しましょう。食事中はケージに入ってもらうのもおすすめです。

2.ゴミ箱漁り

ゴミ箱を漁る猫

ゴミ箱漁りも、盗み食いと同じで猫にとって危険な食べ物を口にしてしまうリスクがあります。加えて、ゴミ箱漁りの場合は、おやつの匂いがついている袋やマスクなど食べ物以外のものを食べてしまう可能性もあり得ます。

食べたものによっては、中毒だけではなく、胃に刺さったり、腸に詰まったりといった大変危険な状態になってしまうかもしれません。ふた付きのゴミ箱にするなどの対策が必要でしょう。

ただしゴミ箱の形状によっては猫に簡単に開けられてしまいます。また倒したときにふたが開いてゴミが散らばってしまうようでは意味がありません。ふたがロックできるものや、ゴミ箱を扉付きの棚の中に設置するのもおすすめです。

3.カーテン登り

カーテンを登る猫

爪を引っかけてカーテンに登ってしまう猫は多いです。カーテンに穴があく、破れるなど飼い主さんにとっては頭の痛い問題でもあります。一方猫にとっては、大変危険な行為となってしまう場合があります。

たとえばレースのカーテンに爪が引っかかって宙づりになる、引っかかった爪が取れたり、カーテンから転落したりして怪我をするなどが考えられるでしょう。

猫は高い場所に登るのが大好きな動物です。キャットタワーを設置するなど、カーテン以外の高い場所を用意してあげましょう。

キャットタワーの設置が難しい場合は、高さの違う家具をデコボコになるように並べるなど、配置を工夫して運動ができるようにしてあげるのがおすすめです。

4.食べ物以外のものを噛む・食べる

紐をくわえている猫

もし愛猫が食べ物以外のものを噛む癖があるならば注意が必要でしょう。とくに好奇心旺盛な猫は、電源コードを噛んで感電、遊んでいるうちにビニール片やヒモを飲み込んでしまうなどの思わぬ事故につながる場合があります。猫はひも状のもので遊ぶのが大好きなので、裁縫糸で遊んでいるうちに針まで飲み込んでしまった、という事例も意外と多いのです。

またユリ、チューリップ、スズランなどの植物は猫にとって猛毒ですし、薬やボタン電池、古い保冷剤、車の不凍液などは命にかかわることもあり、大変危険です。

私たちの身のまわりには、猫にとって危険なものがたくさんあります。猫が触れることができない場所に片付ける、コード類には市販のコードカバーを巻くなど、安全対策を徹底しましょう。

5.高い場所に飛び乗る

ガス台の飛び乗る

猫が高い場所に飛び乗る際に失敗して落ちてしまう、使用中に熱を発するガス台や炊飯器、トースターなどの家電に飛び乗って火傷をするといった事故には注意が必要です。

高い場所ではありませんが、風呂場でふたの上に飛び乗ろうとしてお湯の入っている浴槽に落ちてしまうといった事故も起きています。

またエアコンやカーテンレールの上で寝てしまう猫もいるようですが、うっかり転落してしまうと怪我のリスクがあります。

猫にとって危険な場所は侵入できないように扉を閉める、柵をつけるなどの対策が必要です。また禁止するだけでなく、猫が安全に登れる高い場所を用意してあげることも大切です。

まとめ

インクにイタズラをしている2匹の子猫

猫の何気ない行動が怪我や命にかかわる重大な事故を引き起こしてしまう可能性があります。猫には事前にその危険性を察知することはできません。そのため私たち飼い主が、先回りして対策をする必要があります。

猫と暮らすなら、部屋の中を片付ける、触れたら危険なものは引き出しや扉つきの棚、箱の中にしまうなどの対策を徹底しましょう。

またどうしても必要なものでないなら、そもそも持ち込まないというのが猫にとっていちばんの安全対策になります。

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