猫の体には敏感な部分がいくつもあり、たとえ大好きな飼い主さんだとしても触られるのを嫌がります。この記事では、猫が触ってほしくない体のパーツを4つご紹介します。猫の機嫌を損ねて反撃されることのないように、触ってはいけない場所を把握しておきましょう。
1.手足や肉球
手足や肉球は猫にとって非常に敏感な部分です。特に肉球には多くの神経が通っており、触られるのを嫌がる猫も少なくありません。
飼い主さんのなかには、愛猫の肉球をプニプニするのが大好きという方もいるかもしれませんが、あまりやりすぎると愛猫の反撃にあう可能性もあります。
また、猫の手足を触ったりつかんだりすることもできるだけ避けてください。手足をつかまれると動きが制限され、猫にとっては不安や恐怖を感じやすくなってしまいます。
2.しっぽ
猫にとってしっぽは、バランスをとったり感情を表現したりする重要な部分です。そのため急に触られたり引っ張られたりすると、猫は不安や苦痛を感じてしまいます。触られたことに驚いて、引っ掻いたり噛みついてしまうこともあるかもしれません。
一方で、しっぽの付け根をポンポンと触るとお尻を持ち上げて嬉しそうにする、という猫も多いと思います。これは神経やフェロモン分泌腺が刺激されて、気持ちよさを感じている状態です。
愛猫を撫でる際は、しっぽではなくしっぽの付け根部分を優しく撫でてあげるようにしましょう。ただし、個体差によってはしっぽの付け根を触られるのを嫌がる場合もあるため、注意してください。
3.お腹
お腹は猫にとっての急所であり、多くの猫が触られるのを嫌がります。嫌がる猫のお腹に不用意に触れば、猫の反撃にあうこともあるでしょう。
また、愛猫がお腹を上に向ける、いわゆる「へそ天」をしている時も注意が必要です。へそ天は、気持ちよくくつろいでいるだけであり、「お腹を触ってもいいよ！」という意味ではありません。
なお、今まで触らせてくれていたのに、急にお腹を触られるのを嫌がるようになったら、病気の可能性もあります。膀胱炎などで痛みを感じている場合もあるため、愛猫の仕草に異変を感じたら、動物病院の受診を検討しましょう。
4.ひげ
猫のひげは、根元にたくさんの神経や血管が通っているため、非常に敏感です。わずかな刺激も敏感に感じ取ってしまうため、多くの猫はひげを触られるのを嫌がります。
猫にとってひげは、平衡感覚を保つのに使われたり、目を保護する役割があったりと、快適で安全な生活を送るためには欠かせないものです。抜いたり切ったりしないのはもちろん、むやみに触るのも避けた方がよいでしょう。
まとめ
猫が触ってほしくないと思っている体のパーツを4つご紹介しました。手足や肉球、しっぽ、お腹、ひげは猫にとって非常に敏感な部分であり、不用意に触れると不安や痛みを感じさせてしまいます。
すべての猫が嫌がるわけではないものの、これらを触る必要がある時には細心の注意を払うことが大切です。愛猫が触られて嫌がる場所や喜ぶ場所を知り、よりよい信頼関係を築いてくださいね。
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