![復興へ和倉温泉「加賀屋」で辞令交付式 再生への一歩 能登半島地震](/assets/out/images/jnn/1092656.jpg)
能登半島地震の影響で観光業界が大きな打撃を受ける中、石川県七尾市の老舗温泉旅館できょう、辞令交付式が行われ、再生への一歩を踏み出しました。
能登半島地震の影響で七尾市の和倉温泉は元日の地震で建物への被害などが大きく、3か月が経った今も22のホテルや旅館すべてで、宿泊客の受け入れができない状況が続いています。
こうした中、老舗旅館・加賀屋グループの辞令交付式が、支援を受ける富山県小矢部市の企業の部屋を借りて行われました。
新入社員24人が辞令を受け取り、旅館再生への新たな担い手として一歩を踏み出しました。
加賀屋 渡辺崇嗣副社長
「この震災で受けた打撃というものは現実としてしっかり受け止めて、気持ち、心をしっかりと強く持って前向きに皆さん、取り組んでいただきたい」
新入社員 小坂雪乃さん
「建物にひびが入っているのを見たときは、すごく悲しい気持ちになった。入社できるということで、とてもうれしい気持ちできょうに至った」
新入社員は、あすからマナー研修や客室係としての接客研修を受けながら、復興を信じて観光客へのおもてなしの心を学んでいきます。