![ダルビッシュ 丁寧なピッチングも痛恨の1球 7回6奪三振3失点で今季初黒星、松井は1つのアウトも取れず降板](/assets/out/images/jnn/1092202.jpg)
■MLB パドレス 2ー5 カージナルス(日本時間3日、ペトコ・パーク)
パドレスのダルビッシュ有(37)が今季3度目の先発でカージナルスと対戦。7回、82球を投げて被安打5、奪三振6、四死球1、失点3。今季3度目の登板も勝ち星はつかず、日米通算200勝まであと4勝のまま。松井裕樹(28)は8回からマウンドに上がったが被安打1、奪三振0、四死球2、失点2(自責点1)、1つのアウトも取れず降板した。
2度の登板は勝敗がつかなかったダルビッシュ。今季3度目のマウンドは昨季、ナ・リーグ中地区最下位のカージナルス。散髪してスッキリした髪型でマウンドに上がると1回、ストレートとカーブの2球種だけで打ち取り、3者凡退に抑えた。そして、2回からはスイーパー、スプリットを加え、このイニングも3人で抑える好投。
すると2回裏、ダルビッシュとバッテリーを組むキャッチャーのL.カンプサーノ(25)が先制タイムリーを放ち1対0とリードした。しかし、3回、先頭打者にツーベースを許すと、カージナルスベンチは8番のM.シアーニ(24)に送りバント。珍しく序盤で犠打のサインとダルビッシュからなかなか点が取れないと見て早めに動いてきた。すると9番・M.ウィン(22)に犠牲フライを打たれ、ダルビッシュは同点に追いつかれた。
パドレスが4回裏に勝ち越すダルビッシュのテンポ良く投げ込み、この日は全ての変化球のコントロールが良く、カージナルス打線も追い込まれる前に手を出し、5回までわずか45球、ダルビッシュの術中にハマっていった。
ところが6回、2死一塁で迎えるは3番・W.コントレラス(31)、カウント1-1からスプリットが甘く入り、センターへ2試合連続となるホームランを浴び2対3と逆転された。ダルビッシュも打たれた瞬間にマウンド上で座り込んだ。
ダルビッシュは7回で降板、82球を投げて被安打5、奪三振6、四死球1、失点3。ダルビッシュの後を受けて松井裕樹(28)がマウンドへ上がった。
しかし、松井は先頭打者にヒットを許すと、2番・2022年のナ・リーグMVPのP.ゴールドシュミット(36)に四球、ダルビッシュから逆転ツーランを放ったコントレラスにも四球と無死満塁、1つのアウトも取れずに降板となった。ダルビッシュは今季初黒星、チームも連敗となった。