![機能性表示食品のデータベース 全製品の約15%が少なくとも半年は更新されず 民間のリサーチ会社の調査で明らかに](/assets/out/images/jnn/1096663.jpg)
小林製薬の「紅麹」サプリメントなど消費者庁の機能性表示食品データベースにある6749製品のうち、およそ1000製品の情報が少なくとも半年間、更新されていなかったことが東京商工リサーチの調査の結果で明らかになりました。
機能性表示食品については、ガイドラインに沿って事業者が届け出ることで、製品のパッケージに「機能性表示食品」と表記することができ、消費者庁のデータベースに登録されます。
ガイドラインでは、製品の販売状況などに変更があった際は速やかに届け出るよう求めていますが、民間リサーチ会社「東京商工リサーチ」がこのデータベースを調べたところ、6749製品のうち、およそ15%にあたる982製品の情報が少なくとも半年間、更新されていなかったことがわかりました。
これについて、消費者庁の新井ゆたか長官は4日の記者会見で「販売状況が未更新の事業者があることは課題」としながら、「消費者が入手できる商品の情報は更新されている」と話しました。
機能性表示食品をめぐっては、小林製薬が届け出ていた「紅麹」を含むサプリを摂取した人に健康被害が出ていることを受け、消費者庁は小林製薬に対し、安全性の再検証を行うよう求めるとともに、全ての機能性表示食品を緊急点検しています。