台湾東部を震源とした地震の発生から2日。山間部では道路の寸断などにより、依然としておよそ700人が孤立していて、きょうも救助活動が行われます。
台湾の消防当局によりますと、3日朝に発生した台湾東部を震源とする地震ではこれまでに死者は10人、けが人はおよそ1100人に上っていて、11人と連絡が取れていないということです。
記者
「ヘリが飛んでいるのが確認できました。この先にまだ助けを求めている人がいるという情報があります」
また、山間部では道路の寸断などにより、依然として700人近くが孤立していて、余震が続く中、多くの人たちが観光地の中にあるホテルや休憩所で2日目の夜を迎えることになりました。
救出されたシンガポール人観光客
「夜は余震や揺れ、数分おきに落ちてくる岩など、ひどい試練でした」
気象当局は、今後数日間はマグニチュード6.5~7.0の余震が発生する可能性があると指摘。被災地周辺では週末にかけて雨の予報が出ていて、新たな土砂崩れや落石への注意を呼びかけています。