俳優の佐藤隆太さんが、「舞台『GOOD』-善き人-」の初日前会見とフォトコールに共演の萩原聖人さん、野波麻帆さん、藤野涼子さん、少年忍者の北川拓実さん、那須佐代子さんとともに登場し、3月31日に25年間所属した事務所を退所し、独立したことを報告しました。
【写真を見る】【佐藤隆太】25年間所属した事務所から独立したことを報告 独立当日は「独立記念日だ!」とカンパニーでお祝い
本作は、佐藤さん演じるドイツ人教授が、自分の意志と関係なくナチスに取り込まれていく、ヒトラー政権下の善良な市民たちの心理を生々しく描き、善悪の定義を問う人間の本質に迫る話題作です。
難しい題材ということで佐藤さんは、“今までに参加したことのない物語と役を一読では理解できずに、「この作品に参加することができるのか」と迷いがあった"と明かすと、“稽古を重ねるうちに物語を理解して、難しい作品でも人と人とが協力していくと、ちょっとずつでも攻略できるんだなと。素晴らしく楽しく過ごすことのできた稽古期間でした"と充実した表情を見せました。
どんな人に見てもらいたいか聞かれると佐藤さんは、“歴史的な部分に日頃から興味を持たれている方にも見ていただきたいです"と話しつつ、“全く時代背景知らない人でも、人間のおかしさや愚かさが描かれているので共感してもらえる。この作品をやっていることを知っている全ての方に見てもらいたい"と呼びかけました。
また、作品の魅力について佐藤さんは、“生演奏で歌も出てくるので、音楽と歌の力で物語が理解しやすく届けられるんじゃないかなと思っています"とアピールしました。
「少年忍者」として活動している北川さんは、今回、英語で男性を誘うような女性の歌を披露します。北川さんは、“挑戦したことのないジャンルで苦戦はしたんですけど、毎日バランスボールでお腹を鍛えて、いい声を出せるように今日まで備えてきたんで、ぜひ楽しみにしていただきたい"と笑顔を見せました。
また、会見で「新生活について」聞かれた佐藤さんは、“私、4月1日から独立させていただきました"と25年間所属した事務所から独立したことを報告。“4月1日が稽古最終日だったので、みんなで食事に行って、「独立記念日だ!」って祝ってもらいました。すごくありがたかったです"と共演者に感謝を伝えました。
また、共演の藤野涼子さん、演出の長塚圭史さんも事務所から移籍、退所していることから、萩原さんが、“独立、いっぱいいたもんね"と呟くと、佐藤さんは、“稽古から本番に向けて独立するカンパニーは珍しい。でも、皆さん非常に前向きなので"とほほえみました。
【担当:芸能情報ステーション】