まるで某ドラマを彷彿とさせるようにも音影から「こっそり覗き見」してくる猫の姿を、一度は目にしたことがあるあのではないでしょうか。この行動には、どのような気持ちが込められているのでしょうか。そこで今回は、猫が飼い主さんを「こっそり覗き見」するワケについて詳しく解説いたします!
猫が飼い主さんを「こっそり覗き見」するワケ
猫は、家政婦ならぬ「猫は見た!」と言わんばかりに、こっそり覗き見してくることがあります。誰しも、物陰からの愛猫の視線を感じた経験があるのではないでしょうか?
では猫はなぜ、このような行動をするのでしょうか。
そこで今回は、猫が飼い主さんを「こっそり覗き見」するワケについて解説します。そのような姿を目にしても、気づかないフリをすべきなのかどうか、適切な対応についても解説していきます。
1.猫の習性によるもの
猫には狩猟本能があり、狩りの成功率を上げるために「そっと忍び寄る」習性があります。これが転じて家猫の場合は、気になる相手をこっそり覗き見するクセがあるのです。
つまり、襲う気はないけれど気になって仕方がない、実は飼い主さんのやることなすことに興味津々、というわけです。
日頃から後追いする猫は、この行動も含めて飼い主さんへの関心が高いことがうかがえます。とはいえこの時の猫は、本能的には「狩りモード」になっているので要注意です。
そのため、このタイミングで驚かせてしまうと、猫が攻撃してくる可能性があります。愛猫の赴くままに、そっとしておいたほうが無難でしょう。
2.ちょっぴり警戒中
猫は好奇心旺盛な反面、警戒心が強い動物。そのため、飼い主さんの行動に興味があったとしても、恐る恐る観察することが多いのです。
(ドアの隙間から、もしくは家具の下からそっと見ているだけなら安心だよね!?)という心理が働くというわけです。
やはりこの場合も、不用意に近づいたり物音を立てないように気をつけましょう。当の本人(猫)はおっかなびっくりな心境なので興奮する恐れがあります。パニックになり攻撃してくる可能性もあるので、くれぐれも猫を驚かせないようにしてください。
3.実は構ってほしい
人と暮らしている猫は、多かれ少なかれ人間との交流を求めます。ただし、そのアプローチは猫によってさまざまです。
猫の性格によっては素直に甘えたい気持ちを伝えられず、「こっそり覗き見」することで訴えてくることがあります。
この場合は「どうしたの?」「遊んでみる?」と声をかけてあげると良いでしょう。瞬きをしたり、「ニャッ」と返事をしてくれたらGOサインです。愛猫の好きなおもちゃで遊びに誘ってみてください。
まとめ
猫が飼い主さんを「こっそり覗き見」している姿は、思わずクスッと笑えて癒される、愛らしいものですよね。
この行動には、猫の本能的な好奇心や警戒心、ツンデレな心境などが込められていました。
いずれにしても、こちらが驚かせてしまう行動は控えましょう。家猫とはいえ、パニックになると攻撃性が高まってしまいます。
基本的にはそっとしておいて、愛猫の好きなように過ごさせてあげることが大切です。
ただし、構ってほしいという意図が見える場合は異なります。こちらからも声をかけ、反応を伺ってみてください。コミュニケーションのひとつとして楽しんでいきましょう。
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