猫が尻尾で足を隠しているポーズをみると、多くの人が、おしとやかさや上品さを感じることでしょう。しかし、実はこのポーズにお行儀は関係ないようで、意外な理由が隠されていました!本記事では、猫の尻尾の役割から、この行動に秘められた理由に迫ります。3つの意外な理由を探ることで、猫の本質を読み取りましょう。
1.尻尾を守るため
大切な尻尾を傷つけたくないと感じるのは、猫にとっては自然なことです。
警戒心が強い猫ほど、尻尾を体に巻きつけて守ろうとします。
知らない来客や玄関のチャイム、動物病院での診察など、いつもと違う空気に反応して、このポーズをする猫も珍しくないでしょう。
尻尾を踏まれたことのある猫の場合は、その体験を記憶し、警戒する傾向にあるのだそうです。
2.リラックスしているため
警戒とは一転して「リラックス」しているときにも、また同じように、このポーズをすることもあります。
そんな気持ちを見分けるヒントとして「尻尾の動き」や「表情」に注目してみましょう。
リラックスしているときは、尻尾に動きの変化はほとんどみられず、ゆらゆらと静かに揺れる程度です。
表情も柔らかく、目を細めてうっとりしている状態であれば、警戒とは無縁と言えるでしょう。
また、愛情表現の一環として、猫は自身の体だけでなく、飼い主さんや他の猫に尻尾を巻き付ける行動を取ることもあるようです。
3.寒さを感じているため
人が寒いときにマフラーをするように、猫も寒さしのぎとして、尻尾を活用することがあります。
どのくらい防寒効果があるのかは、数値化されていませんが、冬の時期によくみられる傾向にあることから、温める効果はあると考えてよいでしょう。
足が寒いならばと、靴下を履かせてあげたい気持ちになるかもしれませんが、猫の気分を害しかねないため、オススメできません。
室温の調整をしたり、あたたかい毛布を用意してあげたりといった、別の方法で寒さを和らげてあげましょう。
「尻尾」は、大切な体の一部
猫の尻尾には、さまざまな役割があります。
コミュニケーションとして使うこともあれば、歩行バランスを保つために使うこともあり、大切な体の一部です。
視力の悪い猫にとっては、しっぽのシルエットや動きが、相手の感情を読み取るサインにもなります。
尻尾の先まで骨が通っており、お腹と同様に「急所」にあたるため、むやみに触らないようにしてください。
また、ドアの挟まり事故などにも十分注意し、ドアにストッパーを設置するなどの対策を取り入れましょう。
まとめ
猫の尻尾は大切な役割を担っており、猫の意外な気持ちを知るヒントにもなります。
尻尾で足を隠しているポーズをするときは、尻尾を守ろうと警戒していることもあれば、それとは裏腹にリラックスしていることもあり、猫の気持ちはつかみにくいものです。
もしポーズだけでは判断できない場合は、尻尾の動きや表情にも注目しましょう。
現代では、尻尾を体に巻き付ける猫は、以前より減ってきているという意見もあり、少々レアなポーズかもしれません…?!
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