■MLB カブス 1-4 ドジャース(日本時間7日、シカゴ・リグリー・フィールド)
ドジャースの山本由伸(25)が7日(日本時間)、敵地でのカブス戦に登板。5回を投げて80球、被安打3、奪三振8、四死球2、失点0。メジャー3度目の登板で初勝利をあげた。
メジャー3度目の登板は現在、5連勝中のカブスが相手。1回、いきなり2本のヒットと四球で無死満塁のピンチを招いたが、4番・C.モレル(24)にはオールカーブ攻めで3球三振、5番・D.スワンソン(30)には3ボールとしながら3球連続ストレートで見逃し三振、6番・M.ブッシュ(26)はカーブで見逃し三振と無死満塁を3者連続三振に打ちとった。
さらに2回にも2死満塁としたが3番・ベリンジャーには2-0と追い込み最後はこの試合絶好調のカーブで見逃し三振。2イニング連続で満塁のピンチを切り抜けた。
その後は、レギュラーシーズン初バッテリーとなったA.バーンズ(34)との呼吸も合いはじめ、ストレートとカーブの組み立てでカブス打線を翻弄した。
味方も5回、1死一塁から2番・大谷翔平(29)がこの日、2本目、3試合連続のマルチヒットとなるレフト前でチャンスメイク。2死満塁からワイルドピッチで先制、さらに5番・M.マンシー(33)のライトへの2点タイムリーで追加点をあげた。
その裏、山本はカブス。鈴木誠也(29)との3度目の対戦で空振り三振を奪うなど、2回2死以降から10者連続アウトを奪うなど、毎回の8奪三振。5回、80球を投げて、被安打3、奪三振8、四死球2、失点0、勝ち投手の権利を得て降板した。
6回からは2017年広島でプレーしていたR.ブレイシア(36)が登板。先頭打者にヒットを許したが、その後は3者連続三振で無失点。7回には大谷に背番号17を譲ったJ.ケリー(35)。こちらも3者凡退に抑え、ベテラン投手がルーキーへの初勝利プレゼントへ好投を見せた。
8回には今季2ホールド1セーブのセットアッパー・D.ハドソン(37)、9回、4点差でも今季3セーブの守護神・E.フィリップス(29)が締め、カブスの連勝を5でストップ。山本が3度目の登板でメジャー移籍後初勝利をあげた。