4月1日付でJR東日本の社長に就任した喜勢陽一社長が「駅空間などの資産を最大限活用して、新たなビジネスモデルを作りたい」などと意気込みを語りました。
JR東日本 喜勢陽一社長
「守るべきものはしっかりと守り、変えていくべき課題は果敢に取り組むというのが社長としての私の役割」
喜勢陽一社長は、国鉄が民営化されJRとなったあとの入社組として初めて社長に就任しました。
喜勢社長は、コロナ後の経済が本格的に始まり、国鉄入社組の大半が定年を迎えてJR入社組が経営の第一線に立つ今年度を「大きな節目」と位置付けました。
喜勢社長は変えてはいけないものとして「安全」を挙げ、「経営のトッププライオリティであることは変わらない」としました。新幹線のほか在来線でも輸送トラブルが相次いでいることを受け、グループ全体でさらなる安全の向上を目指すとしています。
その一方で、近年力を入れている駅周辺の開発や「Suica」を活用したサービスの拡大などを念頭に、「駅空間などの資産を最大限活用して、新たなビジネスモデルを作りたい」などとして、新規事業を積極的に生み出していく考えも示しました。