■パリオリンピック™ バレーボール女子 予選リーグ グループB 日本 0ー3 ブラジル(1日、パリ南アリーナ )
ロンドン五輪以来、12年ぶりの表彰台を目指す女子日本代表(世界ランク7位)は同2位のブラジルにセットカウント0‐3(20‐25、17‐25、18‐25)で敗れ、予選リーグ2連敗。グループBの3位以下が決まった。準々決勝には各グループ上位2チームと3位チームの中から上位2チーム、計8チームが進むことができる。
スタメンは主将・古賀紗理那(28)、セッター・岩崎こよみ(35)、宮部藍梨(26)、山田二千華 (24)、石川真佑(24)、和田由紀子(22)、リベロは福留慧美(26)が起用された。
日本が敗れると同組のポーランドとブラジルの上位が確定する負けられない一戦。試合開始から日本は今大会初スタメンとなる宮部のブロックポイントや、同じく初スタメンの和田のスパイクなどでリード。しかしブラジルのエース・ガビや日本のチームに所属するロザマリアの攻撃で逆転を許した。追いかける展開となった日本はリベロ小島満菜美(29)のスーパーレシーブなどで応戦するが20‐25で第1セットを先制された。
五輪で一度も勝ったことのない相手に対し日本は第2セット、スタートから石川に代え井上愛里沙(29)を投入。その井上のバックアタックが効果的に決まるも、ブラジルに5連続失点で流れを掴めず。ブロックにサーブにと相手ペースで17‐25で2セット連取された。
あとが無くなった日本は円陣を組み、古賀キャプテンが声をかけ第3セットに挑んだ。序盤、一進一退の争いとなったが中盤でブラジル・ガビの強打が炸裂。さらにブラジルの高い壁に日本のスパイクが阻まれ10‐15と5点のリードを許した。日本バレーをことごとくシャットアウトされ、セットカウント0‐3の完敗。
試合後、眞鍋政義監督は「サーブで崩されて、ブロックでやられるという・・・そうですね負けパターン」と唇を噛んだが、「本当によく最後まで集中して頑張ってくれました」と選手を労った。古賀は「パスが返った後のオフェンスの展開、精度だったりがちょっとちぐはぐな部分があってそこでちゃんと、私たちのオフェンスが通らなかったのが3‐0で負けた敗因かなと思います」。次戦に向けては「私たちがやっていきたい、サーブで崩すという所を引き続きやっていきたい」と話した。
グループBはポーランドとブラジルの予選突破が決定。日本は8月3日に、ケニア(同20位)と予選リーグ最終戦を戦う。※世界ランキングは試合前時点
【予選リーグ日程】
7月28日 日本 1ー3 ポーランド
8月1日 日本 0ー3 ブラジル
8月3日 日本ーケニア
【グループB順位】※試合終了時
1 ブラジル 勝ち点6
2 ポーランド 勝ち点6
3 日本 勝ち点0
4 ケニア 勝ち点0