アメリカと中国の外交当局の高官が北京で会談し、両国関係のさらなる安定化で一致しました。近く予定されているとされる外相会談に向けた調整も行われたものとみられます。
中国外務省によりますと、馬朝旭次官とアメリカのクリテンブリンク国務次官補は15日、北京で会談を行いました。
会談で中国側は、アメリカと日本、フィリピンの3か国の首脳会談を念頭に「小さなグループをつくって南シナ海情勢をかき乱している」とアメリカ側をけん制。アジア太平洋地域の平和と安定を損なわないよう求めたということです。
一方、双方は会談であらゆるレベルで交流を維持し、両国関係をさらに安定させ、発展させることで一致したということです。
また、アメリカのブリンケン国務長官は近く中国を訪問し、王毅外相と会談する予定で、それに向けた調整も行われたものとみられます。