2019年某日。アメリカのテキサス州にある消防署へ、機関車の部品に顔がスッポリとハマって身動きが取れない状態の子猫が運ばれて来ました。
この小さな命を救うために、消防隊員たちによって繰り広げられた必死の救出劇をご紹介します。
ハンマーも電動ノコギリもダメで・・・
こちらが運ばれてきた時の子猫です。
見た目からしてかなり重さのある部品。その中に顔がハマってしまい、全く動くことが出来ない状態になっています。
救出にあたったアランサスパス消防署の隊員によると、子猫がどのくらいこの状態でいたのかは不明でしたが、痩せた姿から「しばらく食事していないのでは」と感じたようです。
「大丈夫だよ、子猫ちゃん。怖いだろうけどね。」そう励ましながら、まずはハンマーと穴あけ具を使って猫がハマった部品壊すことを試みた隊員たち。しかし、部品が頑丈で簡単には壊せません。
次に、電動ノコギリを使って部品をカットしようと考えましたが、これも上手くはいかず・・・。そんな中、最後に登場したのが映画『ジョーズ』を彷彿とさせる「Jaws Of Life」という名前が付いた、最終兵器の巨大でパワフルなペンチでした。
子猫を傷つけないよう隊員が慎重にペンチに力を入れた次の瞬間・・・部品を壊すことに見事成功!無事に子猫を救出することができたのです。
あぁ~良かった!
その後、体を綺麗にしタオルで包んであげると疲れや安心からか眠りについた子猫。
ホッとして”気が抜けた表情”という感じですね。
機関車(Locomotive)の部品にハマっていたことから、子猫は「Loco(ロコ)」と名付けられたようです。
また、地元の動物保護シェルターに空きがなかったため、アランサスパス消防署がFacebookで里親を募集したところ、無事にロコの新しい家族が見つかったとのこと。新しい家族のもとで元気に暮らすロコの様子が紹介されています。
消防隊員のみなさんありがとう!そして新しい家族と幸せにね、ロコ。
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