防衛省は、陸上自衛隊と海上自衛隊で特定秘密の漏えいが判明したとして、幹部らあわせて5人の懲戒処分を発表しました。
木原稔 防衛大臣
「このような事案が発生したことについて、極めて深刻に受け止めています。防衛省全体として、再発防止に全力を尽くしてまいります」
防衛省によりますと、去年7月、北海道の陸上自衛隊で、部隊の指揮官が特定秘密を扱う資格のない隊員15人に特定秘密に該当する情報を発言しました。
また海上自衛隊では、おととし6月、護衛艦「いなづま」の当時の艦長が特定秘密を扱う業務に資格のない隊員を指名し、実際に業務にあたらせたということです。
いずれも第三者への漏洩は確認されていないということですが、防衛省はきょう、関係する幹部ら5人を停職や減給の懲戒処分としました。