猫が『頭突き』をしてくる理由3選 攻撃のような仕草だけど、実はかわいいキモチを秘めていた!

2024-04-26 20:20

猫を飼っている人は、一日に一回くらいは愛猫からゴツンと頭突きされているのではないでしょうか。痛いわけではないけど、なんだか不思議な行動です。気性の荒い野生動物などを見ると、頭突きはケンカをするときの攻撃的な行動です。しかし、猫の場合はその逆で、飼い主に親しみがあるからこそしてくる行動なのです。猫が頭突きをする理由を知り、その気持ちを理解しましょう。

1.愛情たっぷりのあいさつ

男性の顔に頭突き

猫が頭突きをする理由には、あいさつの意味があります。

しかも、それは単なるあいさつではなく、親しい相手にだけする猫なりに愛情を込めたあいさつなのです。

猫が頭や顔を下げてゴツンと頭突きをしてくるのは、自分よりも「優位」な立場の相手だと見ている場合です。

このときの「優位」とは、子猫から見た母猫など自分を守ってくれる存在という意味です。そのため、愛猫の頭突きあいさつは、飼い主への愛情と敬意の表現だと考えてもよいでしょう。

実は頭突きには「嗅覚」と「触覚」による2つの役割があります。

ひとつは、猫の顔にある臭腺から、自分のニオイを相手につけるのと同時に、相手のニオイを自分にもつけて「嗅覚」による一体感を実感します。

ふたつめは、頭をぶつけることによる「触覚」で相手の存在を感じると考えられています。

ちなみに、猫同士のあいさつとして頭突きをする場合、成猫のオスからメスへの頭突きはあまり見られないようです。

2.自分のものとしての再確認

仲間の猫に頭突きする

猫は自分の所有物やテリトリーを認識するために、家具や柱などに頭突きをすることがあります。これは、マーキングの一種です。

そして、猫は物だけでなく人に対してもマーキングすることがあります。

猫のおでこにはフェロモンが出る臭腺があります。

フェロモンというと、異性を惹きつける「性フェロモン」を思い浮かべるかもしれませんが、猫の顔から出るフェロモンは「安寧(あんねい)フェロモン」という安心するためのフェロモンです。

猫は、飼い主に頭突きをして安寧フェロモンをつけることで、飼い主は自分のものだと再確認しているのです。

もし、お風呂上りなどに、やたらと頭突きをしてくる場合は、お風呂で洗い流されてしまった飼い主自身のニオイを自分のフェロモンで上塗りしているのかもしれません。

3.お願いごとがある

人の足に頭と擦り付ける猫

猫はお願いごとがあるときにも、頭突きをしてきます。これは「猫語を理解できない人間」に要求があることをお知らせするためです。

たとえば、お腹が空いて何か食べたいときや、おもちゃで遊んでほしいときなどに、ゴツンゴツンと頭突きをして伝えてくることでしょう。もしかしたら「トイレを掃除して!」かもしれません。

要求の頭突きでは、いつもより強く頭をぶつけてきたり、ときには鳴き声でも知らせてきたりするので、愛情表現やテリトリーのマーキングとは違うことがわかるでしょう。

もし、このときに愛猫の要求を理解してあげられないと、拗ねてしまうかもしれません。

一方で、愛猫が頭突きをすれば、なんでもいうことを聞くと思われてしまうのは問題です。

たとえば、特に食欲がないわけでもないのに、メインの食事を出しても食べず、おやつの方がいいというワガママを要求する頭突きなどです。

甘える姿がかわいくて、根負けしてしまうと猫の健康にも影響しますから、ダメなときには「ダメです」とお断りすることも大切ですよ。

まとめ

木の幹に頭をこすりつけるハチワレ

猫が頭突きをしてくるのは、「飼い主さんのことが大好きだから」ということが、ご理解いただけたでしょうか。

子猫のときに受けた母猫の愛情は、猫の習性として残ります。

そのひとつが、頭突きです。

身近な相手への愛情表現や挨拶、仲間の再確認(マーキング)、そしてお願いごとができるのも相手を信頼しているからこそです。

もし、愛猫が頭突きをしてきたら、「今日は何を言いたいのかな?」と興味を持ってあげましょう。

もしかしたら、言葉以上のコミュニケーションができるようになるかもしれません。

関連記事

『ビニール袋から生える猫の手』を辿った結果…可愛すぎる”上目遣い”で112万人を魅了「目が美しすぎる」「魔法使いの猫みたい」の声
子猫を『泡風呂』に入れてみた結果…まさかの反応に「この世のものとは思えない可愛さ」「天使」と11万7000再生の大反響
野良猫の親子を『草むらの中』から保護…心を許してくれるまでの記録が感動的すぎると14万2000再生「涙で前が見えない」「幸せに」
猫が足を噛む6つの理由と対策
猫が『寝返りをマスターした赤ちゃん』に見せた行動…表情が変わる様子に"感動"すると9万5000人注目「胸がギュッとなった」の声も

  1. 【 水上恒司 】 『WIND BREAKER』公開記念  「僕らも小さい頃に観た不良映画で、なんか強い気持ちになった」
  2. 悩んだ人はコレに決まり!? 現役秘書が厳選“失敗しない”手土産、失敗しがちな人の特徴【Nスタ解説】
  3. 臨時国会が閉幕、残された課題「議員定数削減」「政治とカネ」「“年収の壁”引き上げ」どうなる?【Nスタ解説】
  4. 洋上風力発電事業の公募制度「見直し案」とりまとめ 再公募は来年度以降の見通し 採算合理性の低い入札を防ぐ措置導入 経済産業省
  5. 【李相日監督】大ヒット映画『国宝』の作家・吉田修一さんに『人生を変えていただいた』 第7回 野間出版文化賞を受賞
  6. 【辻希美・長女】希空 「今年もクリスマスディズニー❤」「このいちごミルク大好き!!!」
  7. コンビニが“遊び場”に? ファミリーマートがIP=知的財産の活用を強化 クレーンゲームなど5000店舗に拡大へ
  8. 【 i☆Ris 】 イベントを延期 「ご来場のお客様へ危害を加える内容のメールが」 公式サイトで声明 「毅然とした態度で臨む」「関係警察署と情報共有を行いながら対応」
  9. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  10. 床で寝そべっていた猫→邪魔しないように『避けて通った』結果…予想外すぎる展開が41万再生「沸点が意味不明w」「跨ぐんじゃねぇよ!」
  1. 全ての部屋の非常用ボタンがつながらず…赤坂・サウナ店2人死亡火災 受信盤の電源入らず 従業員も事件当時不在 業務上過失致死の疑いも
  2. 「気温がおかしい…」来週は“10年に一度レベルの高温”の見込み 全国的に暖かい年末に
  3. 世界都市ランキング 東京がNYを抜き初の2位に 大阪は18位、福岡は40位
  4. 『風呂嫌いのネコ』を一人でシャンプーした結果…想像を超えてくる『激しい攻防戦』が56万再生「怖いんだよねw」「お疲れ様ニャ」と話題
  5. 鴨が飛ばないハプニングも…愛子さま初の単独“鴨場接待” 皇室伝統の「鴨猟」で外交団をおもてなし
  6. 骨組みを残し全焼…北海道・新千歳空港に向かう連絡バスが炎上 乗客40人と男性運転手は全員避難
  7. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  8. 【 高橋名人 】 目を手術 「白内障と硝子体出血です」 転倒した時に右目を殴打・眼球内に出血
  9. 千葉・鴨川市のメガソーラー 新たに開発許可区域外での森林伐採が発覚 合計で13か所 約2.4ヘクタール
  10. 拡大中「お正月は休業します」百貨店やスーパー、飲食業界でも【Nスタ解説】
  11. 中国の新型空母「福建」が台湾海峡を通過 台湾国防部が空撮画像を公開
  12. 15人死亡のオーストラリア人気ビーチ銃撃事件 背景に高まる反ユダヤ主義…政府の対応遅れを指摘する声も 社会の分断へ懸念