「生命のメッセージ展」池袋暴走事故の遺族 妻子の等身大パネルと遺品の靴を初公開 国会議員向け

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-05-14 15:52

都内で行われている命の尊さを伝える展示会で、池袋暴走事故の遺族が亡くなった妻と娘の等身大のパネルを制作し、遺品の靴を初めて公開しました。

【動画】「生命のメッセージ展」池袋暴走事故の遺族 妻子の等身大パネルと遺品の靴を初公開 国会議員向け

犯罪や交通事故などで家族を失った遺族らがきょうから、東京・永田町の衆議院第一議員会館で、国会議員などに向けて「生命のメッセージ展」を開いています。

会場には、亡くなった149人の等身大パネルが並べられています。

展示会は2001年から全国各地で開かれ、152回目の今回は、5年前の池袋暴走事故の遺族・松永拓也さん(37)が妻の真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)のパネルを制作し、事故の際に履いていた遺品の靴を初公開しました。

松永拓也さん
「命の尊さとか交通事故の現実とか、そういったものを来てくださった方々に(真菜さんと莉子ちゃんから)語りかけてほしい。そうすれば真菜と莉子はその方々の心の中で生き続けるから。(事件や事故で)命を落とした方の背景には、さまざまな社会問題がはらんでいると思うんですね。そういったものを直視していただいて、生の声を聞いていただいて、より良い社会に向けて、法改正ですとか、社会の構築にぜひ役立てていただきたい」

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