東欧・スロバキアのロベルト・フィツォ首相が銃撃され、腹部を負傷しました。政府は「命に関わる容体」だとしています。
現地メディアなどによりますと、15日、スロバキアの首都ブラチスラバからおよそ150キロ離れたハンドロバで、フィツォ首相が政府の会議に参加した後、屋外で支持者らと話しているところを銃撃されました。
銃弾は5発発射され、首相は腹部などを負傷しました。撃ったとみられる70代の男は拘束されたということです。
スロバキア政府は声明を発表し、首相は「命に関わる容体」で、「首都に搬送するのは時間がかかるため、ヘリコプターで近くの町の病院に搬送している」と明らかにしました。
フィツォ首相は去年10月に首相に就任し、選挙戦ではウクライナへの軍事支援停止を主張し、ロシア寄りとされています。