■パリオリンピック™ 競泳 女子100mバタフライ予選(現地時間27日、ラデファンス・アリーナ )
パリ五輪競泳最初の種目、女子100mバタフライ予選が行われ、池江璃花子(24 横浜ゴム / ルネサンス)と平井瑞希(17、アリーナつきみ野SC/日大藤沢高)が日本勢の先陣を切って登場。ともに準決勝進出を決めた。
池江、平井とともに4組に登場。池江が少し出遅れると平井は、世界記録保持者のウォルシュ(アメリカ)に迫る泳ぎをみせる。フィニッシュ手前で平井が粘りをみせ56秒71で1着。全体2位の堂々デビューを飾った。池江は57秒82で組7着も、全体14位で平井とともに16位以内に入り準決勝進出を決めた。
レース後、池江は「すごく緊張して自分でこれ緊張の体の動かなさだなって」と予選を振り返り、「あんまり力まず最後はタッチしたときは順位見てちょっと驚いたんですけどで、もう1回うまくいけばもう2回機会があるのでしっかり準決勝では目標とするタイムだったりとかそういうのをしっかり定めて、駒を進められるように頑張りたい」と次のレースに向けて意気込んだ。
3大会連続の五輪出場となる池江は、白血病から復帰後、かねてから目標に掲げてきたパリ五輪で、2大会ぶりに個人種目代表の座をつかんだ。初出場のリオ五輪では同種目で決勝に進み5位入賞を果たしている。
平井は3月の五輪代表選考会で日本女子2人目の56秒台(56秒91)を叩き出し、池江に競り勝って初の五輪代表に決まった。