企画展「五彩を感じて 印象の墨の世界」&「第5回京都工芸美術作家展」を開催

2024-05-22 10:00

京都府立堂本印象美術館(所在地:https://insho-domoto.com/)は、企画展「五彩を感じて 印象の墨の世界」と同時開催の「第5回京都工芸美術作家展」を、2024年6月5日(水)から9月8日(日)まで開催いたします。

展覧会概要

「墨に五彩あり」という言葉が示す通り、墨の濃淡や筆さばきによって色彩豊かな表現が可能です。中国から伝わった水墨画は、日本において独自に発展しました。堂本印象(1891-1975)は、平安時代の仏画への憧憬から墨の表現を追求し、戦後には抽象性を帯びた独自の表現を確立しました。

本展では、初期の水墨表現から戦後のアンフォルメルの影響を受けた抽象画まで、印象の幅広いモノクロームの世界を紹介します。

会期:2024年6月5日(水)~2024年9月8日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌平日休館)、予定変更の際はホームページでご確認ください。
入場料金:一般510円(団体400円)、高大生400円(団体320円)、小中生200円(団体160円)
- 65歳以上の方および障害者手帳をご提示の方(介護者1名含む)は無料

第5回京都工芸美術作家展

京都にゆかりのある工芸作家たちが、現代の感性に基づく独創的な作品を発表します。

会期:2024年6月5日(水)~2024年9月8日(日)
場所:新館展示室
出品者:久保田繁雄(染織)、小林英夫(陶芸)、柴田良三(陶芸)、山出勝治(染織)

展覧会の見どころ

水墨画から抽象画まで:堂本印象の初期の水墨表現や瀟湘八景図、戦後のアンフォルメルの影響を受けた抽象画を展示。
特別展示:東福寺本堂の天井画《蒼龍》の下絵、画龍点睛の後に揮毫した書を特別展示。
初公開作品多数:初公開作品を多数展示し、印象の墨の表現の幅広さを堪能できます。

関連イベント

ギャラリートーク(参加費・申込不要、要入場券)
日時:2024年7月13日(土)14:00~、2024年8月3日(土)14:00~
場所:美術館2階展示室

夏休み親子向けワークショップ:堂本印象美術館をモチーフにガラス作品を作成
講師:徳力竜生氏(ガラス工芸作家・京都工芸美術作家協会理事)
日時:2024年7月28日(日)
場所:旧堂本印象邸(美術館東隣)
問い合わせ先:京都新聞COM事業推進局開発推進部(Tel. 075-255-9757、平日10時 - 17時)

同時開催イベント

第5回京都工芸美術作家展
出品作家によるギャラリートーク:
日時:2024年6月23日(日)14:00~(久保田・柴田)
日時:2024年7月21日(日)14:00~(小林・山出)

出品作品の一部紹介

- 堂本印象 「マリア」 1922年
- 堂本印象 「倒影」 1959年
- 堂本印象 「蒼龍(小下絵)」 1933年
- 堂本印象 「はるかなる海」 1967年
- 堂本印象 「交響」 1961年
- 堂本印象 「雲収日昇(右隻)」 1938年
- 堂本印象 「六祖風幡」 1930年
- 堂本印象 「夕顔図」 1935年