悪質ホストクラブ問題 武見厚労大臣が被害者らと面会 相談体制強化へ

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-05-22 20:37
悪質ホストクラブ問題 武見厚労大臣が被害者らと面会 相談体制強化へ

東京・歌舞伎町などで悪質なホストクラブが問題となるなか、武見厚生労働大臣は被害者やその家族と面会し、相談体制を強化する方針を示しました。

ホストクラブをめぐっては、ホストが客の女性に高額な支払いを請求したうえで、その支払いのために売春をさせるなどの問題が相次いでいます。

武見厚労大臣はきょう、悪質ホストによる被害者やその家族らと面会しました。

3年前に当時20歳だった娘がホストクラブから高額な請求をされたという母親は、被害の実情を訴えました。

娘が被害に遭った女性
「半年で1200万円。多額の売掛金を背負わされていて、ずいぶん娘は一人で悩んだようなんですけれど。風俗の沼に落とされたというのが顛末です。もう非常に、親としては胸が張り裂けるような。悔しいし、苦しいし」

厚生労働省によりますと、各都道府県に設置された「女性相談支援センター」には悪質ホストに関わる被害の相談が去年12月から先月までに、のべ122件寄せられているということです。

厚労省は、支援センターの相談員がホストの被害に対応できるよう研修を行うなど、相談体制を強化する方針です。

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