猫は寒さに弱いイメージがありますが、暑すぎても熱中症になる可能性があります。日本の夏は年々暑くなり、35℃を超える日も多くなりましたよね。そこで今回は、猫が快適に過ごすための「暑さ対策」について解説していきます。
猫に有効な「暑さ対策」3選
猫はもともと砂漠などの日中の気温が高く乾燥した地方に生息していた「リビアヤマネコ」がルーツだと言われているため、暑さに強く寒さに弱いと思われてきました。
しかし、日本の高温多湿な気候によって体調を崩すこともあります。そのため夏本番を迎える前から、暑さ対策が必要です。
ここでは猫に効果的な「暑さ対策」をご紹介します。
1.エアコン
品種や毛の長短によりますが、猫にとって快適な温度は一般的に25℃前後です。夏場は26~28℃と人間にとって少し暑いくらいの温度に設定し、30℃を上回らないように気をつけましょう。冬場は20℃を下回らないよう23〜25℃で設定する必要があります。
エアコンによる冷えを避けるため、猫がいるときの温度設定は少し高めにするか、エアコンの風が直接当たらない場所で過ごせるように配慮する必要があります。
また、猫は汗による温度調整が苦手のため、湿度に弱い動物です。エアコンの除湿機能を上手く使い、50~60%程度の湿度をキープできるようにしましょう。
2.サーキュレーター
猫の体に扇風機で風を当てても、涼しさは感じません。そのため、猫の体を冷やすためではなく、室内の空気を循環させるためにサーキュレーターを活用しましょう。
エアコンが苦手という猫も多く、窓を開けている方もいるのではないでしょうか。しかし窓を開けるだけではうまく空気が循環せず、室温が下がりにくくなります。
サーキュレーターを使うことで暖気が溜まりにくくなり、暑さを和らげる効果が期待できます。
なお、真夏で気温が30℃を超える場合は、サーキュレーターとエアコンを上手く組み合わせて使うようにしてください。
ただし、サーキュレーターの巻き込み事故や電源コードのいたずらなどにはよく注意をしてください。
3.冷感マット
冷感接触素材のベッドやアルミマット、珪藻土など、暑い時期に快適に過ごせる猫用アイテムが数多く販売されています。
猫が安心して休めるように、体温を逃がしやすい素材のベッドを探してみてください。
また、夏は直射日光が当たらないよう、ベッドの置き場所にも注意が必要です。猫は比較的暑さに強いと言われる動物ですが、熱中症にならないわけではありません。
いつでも快適な環境で過ごせるように、季節に合わせて対策をとるようにしましょう。
暑い季節は「温度差」に注意!
春から夏にかけて、気温が大きく変わる季節は「温度差」に注意する必要があります。
猫は人間よりも少し高い温度が適温とされているので、人がいるときといないときで室温が変わりすぎると、体調を崩す危険性もあります。
そのため、天気予報で温度や湿度を確認し、一日を通して大きく温度変化がないようにエアコンなどで対策をとるようにすることが大切です。
また、暖かくなると「水分補給」が重要です。猫も人間と同じように熱中症になるので、水がすぐ飲めるように複数箇所に水飲み場を設置するようにしましょう。
あまり水を飲まない子には、ウエットフードを与えることで水分を摂ることができます。ただし、出しっぱなしは食中毒の危険があるので、すぐに食べきれる量を与え、置きエサをする場合はドライフードのみにしてくださいね。
まとめ
近年、日本では35℃を超えるような暑い日が多くなってきました。猫は暑さに比較的強い動物ですが、30℃を超えると熱中症のリスクはグッと高まります。また、高湿度も熱中症のリスクを上げる要因になります。
夏はエアコンが必須ではありますが、エアコンが苦手な猫もいるので、キャットタワーやケージを活用して、風が直接体に当たらないような工夫をすることも大切です。
猫用の冷感アイテムも数多く販売されているので、うまく活用するようにしましょう。
暑い季節でも愛猫が快適に過ごせるように、暑さ対策をしっかりして夏を迎えましょうね。
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