飼い主さんを驚かせる「猫の不気味な行動」3選 猫には「第六感」があると言われる理由も

2024-05-24 20:00

猫の行動やしぐさは全般的にかわいいのですが、なかにはヘンテコなものもあります。日頃から飼い主さんもびっくりさせられたことがあるかもしれません。今回の記事では、3つの奇妙な行動とその理由も紹介します。みなさんの愛猫と照らし合わせながら、ぜひ一読してみてください。

1.一点凝視

見上げる猫

愛猫が壁の上辺りをじーっと見つめています。飼い主さんからすれば、そこに何かがあるようには思えません。

しばらく経って振り返ると、まだ同じ姿勢で一点集中モードに没頭しています。「もしかして、霊的なやつ…!?」と、ちょっと困惑してしまう状況です。

たとえば、賃貸マンションに暮らす飼い主さんは、ふと直観します。愛猫が熱心に壁を見つめているのは、何らかの理由により、前入居者家族の潮干狩りの思い出がプロジェクターのように映し出されているからだ、と。

不可解な状況に直面すると、とかく人間は不安になりがちです。普段のかわいさを知っているだけに、余計に愛猫が不気味な存在に見えてきます。

興味津々に何かをじっと見つめる行動は、実は、猫にとってそれほど珍しいものではありません。狩りのとき、対象となる獲物の動きをじっくり観察したうえで、襲いかかるタイミングを計ります。

愛猫が一点凝視、不動の姿勢でいた場合、不安や妄想はひとまず置いて、視線の先をたどってみてください。

本当に小さな虫が這っていたり、天井から垂れ下がったクモの糸が日差しの加減でキラッと光っていたり、案外、何でもなかったりします。

さらに、並外れて耳がいいので、遠くから聞こえてくる音を「これは何の音だ?」と聞き入っているケースもあります。いずれにしても、普段から猫は、視覚や聴覚の領域で人間とは比べものにならない能力を発揮しているわけです。

2.直立不動

直立する猫

いっしょに暮らしていると、何かの拍子に、直立する愛猫を目撃したことがあるかもしれません。人間の赤ちゃんだったら、「初めて立ったね記念日」として祝いたいところですが、愛猫の堂々たるたたずまいは、まるでミーアキャットのようで、何となく異様な光景です。

たちまち飼い主さんは、心配になります。このまま二本足でドスドス歩き、ダイニングテーブルの椅子にドカッとふんぞり返って座り、人間の言葉で「おい、メシ!」とエラそうに命令してくるようになったらどうしよう、と。

イエネコの起源をたどれば、野生時代にまでさかのぼります。自然界では自分の安全は自身で守らなければなりません。

二本足で立つと、四本足の姿勢よりもはるかに視野が広くなるので、外敵の存在にいち早く気づけます。その名残が愛猫の行動にも表れているわけです。

普段とは違う出来事が起こったとき、好奇心から「何だ?」と立つこともあります。状況をしっかり把握するためには、俯瞰(ふかん)して確認するのがいちばんなのでしょう。

3.変声

窓際の猫

窓の外を眺めていたり、レーザーポインターで遊んでいたりするとき、今まで聞いたことのないような愛猫の鳴き声に驚くことがあるかもしれません。聞こえ方は人によって違いますが、「カカカ」「ケケケ」と表記されるのが一般的です。

「ニャー」や「ニャッ」などのかわいらしい声に慣れている飼い主さんは、当然のようにとまどいます。もしかすると、男性の変声期と同じで、いずれライオンやトラのような恐ろしい声に変わってしまうかもしれない、と。そうなったら、喉のゴロゴロ音もやけにワイルドになるに違いない…。

「クラッキング」と呼ばれるこの奇妙な鳴き声は、たとえば、窓の外の鳩に気づき、狩猟モードのスイッチが入ると聞こえてくることがあります。

本当だったら今すぐ飛びかかりたいところですが、窓に遮られてできません。「もどかしいなぁ!」という心の葛藤が声になって表れているわけです。

猫に第六感はあるのか…

猫の目アップ

患者さんの死期を予測する三毛猫「オスカー」、あるいは、阪神・淡路大震災後にわかった地震予知能力の可能性など、猫の第六感はたびたび話題に上ります。

猫は微細な音を拾い、ネズミの動きをコマ送りのような映像でとらえ、匂いひとつで外敵の侵入などを鋭敏に判断します。

人間と異なる認知世界を生きているその延長線上に、おそらく、猫の第六感が指摘される理由もあるのでしょう。ただし、人間にとって驚異的であっても、猫にとってはごく当たり前の能力かもしれません。

猫については科学的にまだ解明されていない分野も多く、ある意味、謎多き動物です。今後の研究次第では、驚くべき新事実が明らかにされる可能性もあります。

ただひとつ最後につけ加えるとすれば、「飼い主をメロメロにする」能力は、確実に第六感を超えています。

まとめ

一点を見つめる猫

愛くるしい反面、猫はどこかミステリアス、フレンドリーでありながら、ときにアンタッチャブルです。翻弄されつつも、愛さずにはいられないのが人間にとっての猫なのでしょう。

今回は、不気味に思える愛猫の行動を3つ紹介しました。猫はそれぞれ個性的ですから、飼い主さんだけが知る奇妙なふるまいもあるかもしれません。

そんなときは、猫好きの誰かにそっと打ち明けてみてください。「ここだけの話、うちの子も…」と相手から告白され、秘密を共有し合うことでさらに仲が深まるはずです。

関連記事

猫がソファに登ろうと『ひょっこり』顔を出すも…まさかの"可愛すぎる失敗"が69万8000再生「残念感w」「思わず笑った」の声
猫が心を許した人にだけする仕草5つ
嫌いな人に見せる猫の10の態度
『エアコンに登ろうとする猫』を対策した結果…長期戦の様子が面白すぎると48万7000再生「毎回睨んでてワロタ」「抗議の声ww」
猫が嬉しい!と感じている時の4つの仕草

  1. 受刑者が作った6万点の日用品を展示・販売する「全国矯正展」 受刑者が保護犬を訓練する取り組みの紹介も 東京国際フォーラム
  2. 「上履きのにおいが嗅ぎたかった」 高校侵入の疑いで自称・会社役員の男(37)を逮捕 男子トイレに複数の上履きを持ち込んでいたところを見つかる 千葉・八千代市
  3. 『弁当や仕出し料理』食べた【26人発症】 「ノロウイルス」集団食中毒 調理スタッフからもウイルス検出…
  4. 【野崎萌香】地元・麻布で一日警察署長 “ザリガニ釣り” が幼少期の思い出
  5. 香港マンション火災 犠牲者を追悼する集会におよそ300人が参加
  6. 天皇陛下の会員番号は10001番「日本山岳会」の創立120周年式典に天皇陛下が出席「若い登山家が育ってきていますね」
  7. 【STARTO ENTERTAINMENT】大晦日にカウントダウンコンサート開催 timelesz・Snow Man・SixTONESなど出演決定
  8. 【闇バイト強盗事件】捜査のヒントはスマホから出てきた「痕跡」”首謀者”らの「かく乱工作」で捜査難航も「痕跡」をつなぎ合わせ福地紘人容疑者(26)らにたどり着いたか 警視庁
  9. 大規模ガス漏れ3割復旧「お湯が出るのが嬉しい」「顔を洗うのも冷たかった」あす7日までに残りの住宅など訪問し全域での復旧作業を終える計画 山口・宇部市
  10. トランプ大統領「米国での小型車の製造を承認」「いますぐ製造をはじめよう」ガソリン車に電気自動車、ハイブリッド車も認める投稿 日本勢に追い風か
  1. 指定暴力団「住吉会」の小川修会長(72)ら7人を逮捕 死亡した前会長宅に侵入し現金5000万円を盗んだ疑い 犯行は前会長の死亡当日か 千葉県警
  2. 【中川翔子】『美少女戦士セーラームーン』の作者から双子へのプレゼントに興奮「夢よりすごいミラクル!!!」「生きてて良かった、、!」
  3. 「悪いことはしないでねと言ったのに…」闇バイト“指示役”初めて逮捕【news23】
  4. 【 イエモン・吉井和哉 】90年代の自分振り返り「もうあの人じゃないんです」 メンバーとは「絶妙な愛人みたいな関係」
  5. 上海にスシローオープン 高市総理の台湾有事めぐる発言で日中関係緊張の中も初日から大行列
  6. コメ平均価格“4335円”過去最高値を更新「コメ離れ」で“暴落”の可能性も スーパーでは卸業者から「特売して下さい…」値下がりの兆しも【news23】
  7. 「痴漢をしただろう、降りろ」と乗客が一喝 電車内で女性の服の中に手を入れ下半身を触った疑い 会社員の男(47)逮捕 JR東海道線 神奈川県警
  8. 鹿島アントラーズ、9年ぶり9度目のJ1制覇!レオ セアラ2発で得点王に、鬼木監督「鹿島サイコー!」史上初2クラブ目の栄冠
  9. 「やめよう飲酒運転」交通事故が増える年末ひかえ東京競馬場で交通安全イベント
  10. 元世界女王・豊田まみ子(33)が日本代表引退を発表、2月の世界選手権がラスト「最後まで悔いのないように」【パラバド】
  11. 【 三山凌輝 】結婚&第一子誕生後初の公の場「今後の活動も楽しんで追ってもらえたら」
  12. 【 榎原依那 】 ‟国宝BODY" 2nd写真集は「グラビアにおいての全てが表現できた」30代までにしたいことは「大恋愛」